樹威の登場のタイミングから、司会の3人が、ようやく身体にアルコールを入れ始めた。HAKUEIの挨拶も、団長の掛け声も、ここから急にテンションがアップ。
樹威とは、HAKUEIが以前に取材で共演後、一緒に呑みに行ったときの懐かしい話からスタート。団長が樹威と初めて会ったのが、「漆黒のシンフォニー」というイベント。そこで「雑誌に乗ってるバンドは衣装がすげぇ。これがプロなんだ」と感動した想い出を語りだす。団長にとって樹威は、雑誌でよく観ていた先輩。挨拶程度の繋がりはあったが、2人でがっつり話すのは今回が初めて。そこから、団長が"樹威愛"を熱く語りだす。
HAKUEIにとって樹威は、比較的接点の多い後輩。その近しい関係についての理由を、HAKUEIがあれこれ説明してくれた。
この日の配信は、団長がほとんどしゃべっていたことから、HAKUEIもポイントごとに発言を投下するが、けっして言葉数がそんなに多くはなかった。そのHAKUEIがこの回では、さらに小声で話す樹威に突っ込む場面も。そこから出てきた、「イケメンは多くは語らない」という分析話…のはずなのに、アルコールのせいかHAKUEIと団長が”チ●コ”という言葉を連発していた。
今年を振り返っての話から、樹威は「コロナ禍以降、徐々にライブ活動を再開し始めた時期から今も、熱が出てライブが中止になったら大変と、あえて自分の動きも制限している」と語りだした。GOTCHAROCKAも最初は無観客生配信ライブからスタート。「8月18日の周年公演は絶対に中止にはしたくなかったことから、今年は無観客生配信ライブとして行なった」「11月に初めて有観客でライブをやりだし、そこから徐々に有観客ライブもやり始めた」と、当時を振り返りだす。樹威は、「遠くてライブに行けない人のためにも配信ライブをやるのは良いことだと思っているが、本音をいえば元に戻って欲しい」と想いを語っていた。
HAKUEIも「配信はやりにくい。ライブは臨場感を味わう場。配信ライブだと感情をコントロールするのが難しい。お客さんがいると本能でキレるけど、配信はキレることさえ考えてしまう」「たとえお客さんを煽っていても、目の前にいるのは配信を中継しているおじさんたちばかり」「それでも、”お茶の間ー!”って煽っていた」と、今の配信事情を体験しての話をしていた。
樹威からは、「聴く環境によって音の聞こえ方が違うから、自分らのアーカイブ放送を見ながら、たまに聞こえ方が厳しいとパソコンを壊したくなる」という発言も飛びだしていた。
「GOTCHAROCKAは配信ライブをやりながら手探りでベストな状態を探していたし、次第に無観客生配信ライブに慣れてはいったが、有観客と無観客ライブの両方だと、その届け方が難しい」と樹威が発言。そこから、「無観客生配信ライブだと感情を抑えてしまうけど、有観客と配信ライブの両方をやっているときは、それぞれで楽しんでいる人たちを楽しませなきゃいけないから、感情や表現のコントロールが難しい」「そこでの対応の仕方が身についたら、表現として強い」「これを乗り越えたら自分たちの強みにしていける」と3人が配信ライブの取り組みについて真面目に熱く語っていた。
星子編集長は「継続力が大事。歴史を振り返っても、大事なのは継続。それを乗り越えた人たちが歴史を作ってきた」と深い言葉を伝えてくれた。
配信ライブ中にコメントは見るかで、HAKUEIは「MCのときに見る」、樹威は「一切見ない」。団長は「コメントを(モニターに)流しっぱなしにしているから、間違えるとコメント欄に”間違った!”の突っ込みがくる。そうすると心が折れる」という話をしていた。
有料会員向けのコーナーからは、司会陣が樹威にエッチな言葉を言わせようとしていく。コメントで寄せられた「お尻フェチですか?胸フェチですか?」の話に、樹威が「ノースリーブの服で手を上げたときに見える脇チラな姿に見てはいけないものを見た気持ちになれば、そこに触発される」と、けっこうきわどい話をしていた。HAKUEIは、「しっかりめの肩幅があって、手が長い人が好き」と、自分の好みを語ったところ、そこに「巨神兵」との突っ込みも。団長は、「襟足短めの、刈り上げが見えているワカメちゃんのようなショートカットが好き。襟足はないほうがいい」と熱く語っていた。
樹威の顔の好みは、「キツネ目のクールな感じの人」。当てはまる方、ぜひアプローチを。「嘗めるのが好きか、嘗められるほうが好きか」という、とんでもない質問についで、樹威は「どっちでも」と流したところ、団長は「嘗める」一択と力強く宣言。「つねに女性を誠心誠意楽しませてあげたいし、してあげたい性格」「ちっちゃい冷蔵庫からウーロン茶を自分で取るタイプ」と熱く語っていた。。この意味は…わかる人だけ楽しんでください(笑)。
団長のブッ飛びぶりに、HAKUEIが「自分らの世代には、団長のような崩し方をしてくるヴォーカリストがいなかったから、新鮮だ」と受け止めていた。HAKUEIからすれば、樹威はまさに正統派なヴィジュアル系のヴォーカリスト。樹威も「ぶっちゃけたいときもあるけど、どこかで防衛線を張る」と語れば、それが普通とHAKUEIも同調していた。
さらにここから話は、団長の「加齢臭について」の話へ。団長いわく「HAKUEIさんはDiorの香りしかしない」そうだ。
ここの回では、配信ライブを題材にした真面目な話から、エッチな話まで、かなり幅広い話が飛び交っていた。最後に樹威は、「2021年は前向きに活動していく」と力強く宣言してくれた。
(@visualkei_oyaji)
TEXT:長澤智典
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