連投すいません 上に書いた通り国民に考える暇を与えない政治というのは、この国ではずっと行われてきたのだと思います。 小泉内閣のときもほとんど同じでした。第二次安倍内閣は安倍首相自身がストレスに弱いようですので、反論を受けないようにした結果、小泉内閣をさらに推し進めて、議会はただ単に決定した内容を発表する場になってしまっており、余計にナチスのやり方を連想しやすくしているのではないかと思いますが、本質は変わっていないと思います。 私的には選挙期間の短さはまた別問題だと思っています。 なぜなら、有権者は現状にノーを突きつけたくとも、その選択を奪われているのではないか、と感じるからです。実際に突きつけた過去はありますが、現状以下の政治に失望をし、そして何も知らない世代が劇場型の政治に身を委ねるも結局ノーを突きつけ、そしてまたもや現状以下に成り下がる政治に失望を感じて興味を失い、そしてまた何も知らない若い世代が…ということの繰り返しが55年体制崩壊以後の日本の政治に感じます。それが繰り返されるのは、一見民主主義的に見える選挙方法に問題があるのではないでしょうか。そして、当面一番の問題は期間の短さだと思うのです。 本来なら、有権者は今回の内閣が行った政治内容を吟味し、その上で自分たちでどの候補者が自分たちの政治を任せるに相応しいかも吟味した上で選択できるべきです。ですが、忙しい日々の中で、こんな選挙期間ではそんな面倒なことを行える人なんて本当に極僅かだと思います。殆どの人は普段の彼らの醜聞くらいしか判断材料はないでしょう。 たまに現状を打破してくれそうな対抗馬をインテリが宣伝してくれますが、選挙期間が短いために碌に政治運営を行うための準備期間がない対抗馬は現状を遥かに下回る政治を行う結果になってばかりです。結局、自分たちで選択した気になっていた有権者に大きな失望を与えるだけで、煽った当のインテリたちも地下に潜ってしまう体たらくです。 田中さんがよく安倍首相と引き合いに出す岸伸介内閣の時代は自民党に政治のやり方や駆け引きを熟知する人物が大勢いたのでしょう。ぼくはまだ生まれていなかったので実感はないですが、55年体制崩壊時くらいまではそれなりにいたのかもしれません。ですが、今の自民党内に政治を熟知している人物なんて数えるくらいしかいないのではないかと感じます。それも党内では冷や飯を食ってる感じですが。 では、民主党は?公明党は?共産党は?維新の会は?その他諸党はどうでしょうか?もしかしたらいるのかもしれませんが、それらの情報は有権者には殆ど伝わってきません。 また、別に政治が初めてでも、準備期間がそれなりにあればいいのですが、せっかくの政党政治だというのに選挙期間が短すぎて適当に候補者個人をアピールするくらいしか時間がありません。間違って通ってしまっても、何をすればいいのかわからないまま霞ヶ関に登庁するしかありません。税金の無駄遣いと言われても、準備する期間なんてないに等しいのだから仕方がありません。 日本の政治の大問題は官僚の力が強すぎることだとインテリは言いますが、政治のセの字も知らない、議論のギの字も知らない、交渉のコの字も知らない政治家に政治を任せられるわけもありません。結局、誰を選んでも同じ、いや選ばないほうがマシではないかとすら思えるほどです。 そうして、この国の有権者は政治に関心を失っていくのだと感じます。 選挙期間の短さが有権者にも立候補者にもマイナスでしかないのではないか、民主主義の根幹を揺るがしているのではないと感じるのです。 田中さんはアメリカほどの選挙期間はさすがに長すぎると書いていらっしゃいますが、私的にはいっそのこと一年位議論する時間を与える位じゃないと、政治に対する関心は戻らないんじゃないかと思います。ただ議論するだけじゃ息が詰まるので、お祭り騒ぎもする位でちょうど良いのではないでしょうか。 また、その方が逆に今回みたいなどうでもいい解散総選挙なんて軽々に行えないのではないでしょうか。お金がかかりすぎるので。 けれど、そのためには結局議会で選挙期間を変えねばならず…とても険しい道のりです。
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(ID:1517142)
連投すいません
上に書いた通り国民に考える暇を与えない政治というのは、この国ではずっと行われてきたのだと思います。
小泉内閣のときもほとんど同じでした。第二次安倍内閣は安倍首相自身がストレスに弱いようですので、反論を受けないようにした結果、小泉内閣をさらに推し進めて、議会はただ単に決定した内容を発表する場になってしまっており、余計にナチスのやり方を連想しやすくしているのではないかと思いますが、本質は変わっていないと思います。
私的には選挙期間の短さはまた別問題だと思っています。
なぜなら、有権者は現状にノーを突きつけたくとも、その選択を奪われているのではないか、と感じるからです。実際に突きつけた過去はありますが、現状以下の政治に失望をし、そして何も知らない世代が劇場型の政治に身を委ねるも結局ノーを突きつけ、そしてまたもや現状以下に成り下がる政治に失望を感じて興味を失い、そしてまた何も知らない若い世代が…ということの繰り返しが55年体制崩壊以後の日本の政治に感じます。それが繰り返されるのは、一見民主主義的に見える選挙方法に問題があるのではないでしょうか。そして、当面一番の問題は期間の短さだと思うのです。
本来なら、有権者は今回の内閣が行った政治内容を吟味し、その上で自分たちでどの候補者が自分たちの政治を任せるに相応しいかも吟味した上で選択できるべきです。ですが、忙しい日々の中で、こんな選挙期間ではそんな面倒なことを行える人なんて本当に極僅かだと思います。殆どの人は普段の彼らの醜聞くらいしか判断材料はないでしょう。
たまに現状を打破してくれそうな対抗馬をインテリが宣伝してくれますが、選挙期間が短いために碌に政治運営を行うための準備期間がない対抗馬は現状を遥かに下回る政治を行う結果になってばかりです。結局、自分たちで選択した気になっていた有権者に大きな失望を与えるだけで、煽った当のインテリたちも地下に潜ってしまう体たらくです。
田中さんがよく安倍首相と引き合いに出す岸伸介内閣の時代は自民党に政治のやり方や駆け引きを熟知する人物が大勢いたのでしょう。ぼくはまだ生まれていなかったので実感はないですが、55年体制崩壊時くらいまではそれなりにいたのかもしれません。ですが、今の自民党内に政治を熟知している人物なんて数えるくらいしかいないのではないかと感じます。それも党内では冷や飯を食ってる感じですが。
では、民主党は?公明党は?共産党は?維新の会は?その他諸党はどうでしょうか?もしかしたらいるのかもしれませんが、それらの情報は有権者には殆ど伝わってきません。
また、別に政治が初めてでも、準備期間がそれなりにあればいいのですが、せっかくの政党政治だというのに選挙期間が短すぎて適当に候補者個人をアピールするくらいしか時間がありません。間違って通ってしまっても、何をすればいいのかわからないまま霞ヶ関に登庁するしかありません。税金の無駄遣いと言われても、準備する期間なんてないに等しいのだから仕方がありません。
日本の政治の大問題は官僚の力が強すぎることだとインテリは言いますが、政治のセの字も知らない、議論のギの字も知らない、交渉のコの字も知らない政治家に政治を任せられるわけもありません。結局、誰を選んでも同じ、いや選ばないほうがマシではないかとすら思えるほどです。
そうして、この国の有権者は政治に関心を失っていくのだと感じます。
選挙期間の短さが有権者にも立候補者にもマイナスでしかないのではないか、民主主義の根幹を揺るがしているのではないと感じるのです。
田中さんはアメリカほどの選挙期間はさすがに長すぎると書いていらっしゃいますが、私的にはいっそのこと一年位議論する時間を与える位じゃないと、政治に対する関心は戻らないんじゃないかと思います。ただ議論するだけじゃ息が詰まるので、お祭り騒ぎもする位でちょうど良いのではないでしょうか。
また、その方が逆に今回みたいなどうでもいい解散総選挙なんて軽々に行えないのではないでしょうか。お金がかかりすぎるので。
けれど、そのためには結局議会で選挙期間を変えねばならず…とても険しい道のりです。