3月31日、渋谷シアター・イメージフォーラムでドキュメンタリー映画「トークバック 沈黙を破る女たち」のトークイベントが開催された。
ゲストは社会学者の上野千鶴子氏、劇団ザ・ニュースペーパーのアベ総理(福本ヒデ)で、司会のマイクを握ったのは坂上香監督。
坂上監督は、「暴力(被害・加害)の後をいかに生きるか」をテーマに、「希望」や「変容」に着目した取材をする。前作「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」(2004年)を製作し、新たな課題を発見し、それが今回の作品につながったと語った。
上野氏は、女性は最後の日本の資源だと思うけど、女性の活用はどうするんですか?
坂上監督の今後の活躍や、女性をもっと応援してほしい。お金を出して、アベ総理!と、アベ総理に詰め寄り、観客から笑いをとる場面も多く見られた。
その後、観客とゲストとの質問や意見も交わされた。今後の上映会では、ミニワークショップやトークイベントが予定されている。
【トークイベントの模様はコチラ】
《撮影・編集/THE JOURNAL 約25分ほど》
【劇場情報】
上映劇場&自主上映
http://talkbackoutloud.com/talktheater.html
モーニング(10:45~)4/11まで、レイトショー(20:50~)4/25まで渋谷のシアター・イメージフォーラムにて上映(一般1800円、大学・専門学校1500円、シニア・高校生以下1000円)。
【内容】
舞台に立ち、観客に向けて自分の人生を語る8人の女性。
彼女たちの経歴はDV、貧困、HIV/AIDS、元受刑者など。周囲からは差別され、自分自身も己を軽蔑し、否定して生きてきた彼女たちが語りだした。
※語る=トークバッグ(声をあげ、呼応する)
【予告編】
https://www.youtube.com/watch?v=vOpc6xmcVys
【プロフィール】坂上香(さかがみ・かおり)
1965年大阪生まれ。高校卒業と同時に渡米・留学。南米放浪を経て、ピッツバーグ大学で社会経済開発学の修士号を取得。帰国後TVドキュメンタリーの世界へ。2001年にTV業界を去り、2004年に初の映画「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」を制作、各地で上映を行う。2003年から大学の専任教員としてメディア教育に従事するが、2012年に再びフリーの映像作家に。「暴力〈被害・加害〉の後をいかに生きるか」というテーマで、「希望」や「変容」に着目した取材を続けている。NPO out of frameの代表として、暴力の被害に遭った子どもや女性との協働的表現活動や、刑務所での表現ワークショップなども行っている。
〈代表作〉『Lifers ライファーズ 終身刑を超えて』(2004年 ニューヨーク・インディペンデント・ビデオ&映画祭最優秀海外ドキュメンタリー賞カトリック映画賞)
ブロマガ会員ならもっと楽しめる!
- 会員限定の新着記事が読み放題!※1
- 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
-
- ※1、入会月以降の記事が対象になります。
- ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
THE JOURNAL
THE JOURNAL編集部
月額:¥550 (税込)
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。