estel のコメント

音楽って話題になると、どうしても技術だとか文化的にどうかという話に持って行かれがちだけど、ビジネスとして考えるのであれば、ガラパゴス化したら問題っていうのは確かにそうだな。
今の日本の音楽が、それ単体では長い目で見たときに金にならないものが多いっていうのは明らかだ。

AKBや嵐の曲は確かに聞きやすいけど、それだけに飽きがくるのも早いから、旬が終わればテレビやラジオや有線から姿を消すだろう。
ハッキリ言って、AKBや嵐なんて音楽以外でも食っていける人間で、音楽に関しては元が取れればそれでいいだろうから10年後20年後のことなんか知ったことじゃない。
剛力がCD出したのもそれだ、完全に音楽自体じゃなく、歌ってる人間の名前だけで売っているから、曲が忘れられても剛力が消えないならそれでいい、みたいなところがある。
技術的な意味でもビジネス的な意味でも、そういう音楽も歌手も使い捨てで量産できる音楽なわけだから長く残らないし、残すつもりもないだろう。

でも、一生音楽で飯を食っていかないといかない人間にとっては、そういう悪い意味で「歌い手を選ばない」音楽が売れてる現状は頭の痛いところだろうな。
売れる音楽が、歌が下手だったりありふれた容姿な人間でもできちゃう程度のもの、ってなると「歌手って何なんだ?」って話になるし。
ボカロPや歌い手がメジャーデビューできるようになったのも、そういう業界の流れにうまく乗った結果とも言える。

まぁ、歌が下手でも売り方次第で人気者になれるっていうのは昔からそうだったし、悪いことじゃないんだけどな。
だけど、歌が下手でも売れるってんなら、歌が上手い人間だって売れる機会は絶対ある筈だ。
業界も音楽家も、そういう道を是非探し当ててほしいもんだな。

No.51 130ヶ月前

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