与野ぶし(作業用) のコメント

そもそもドレミの音階で構成されている西洋音楽は、もともと日本にはなかったものだ。
たとえば演歌のように、世界的な流行とはほど遠くても日本人が求める音楽というのがたしかにある。それは、日本古来の雅楽であるとか〇〇節というような、昔から日本人が慣れ親しんだ音楽にルーツがあるのではないか。JPOPで王道といわれるコード進行もそれと同じではないか。
それがもう古いからとか、西洋人の感性とはちがっているからという理由で変えようとするのは、日本人の感性そのものを否定することにならないか。

そのことと、今の音楽が金にならない、ということはぜんぜん別の問題で、CDの売り上げだけに頼っているから、世界規模で売れなければいけない、という結論になるのであって、日本国内の活動だけで音楽家が食べていけるシステムをつくればガラパゴスでも問題ないはず。

インターネットが理由ではない、と言っているが、CDが売れなくなったのはあきらかにネットが原因だ。ネット、とくに動画サイトがなかった時代は、好きな音楽を好きな時に好きなだけ聴くにはCDを買うしかなかったのだから。であれば、動画サイトを運営している会社が、再生回数やダウンロード回数に応じて音楽家やレコード会社に金を払うシステムをつくれば良い。

政府による支援も有効だが、たとえばNPOのように音楽家や音楽産業に対する税率を下げるなど間接的な支援にとどめ、音楽の内容自体に政府が口を挟むようなシステムはつくらないほうがいいと思う。

No.108 130ヶ月前

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