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大人気の「ふくしまオルガン堂 下北沢」から「10キロずつ50人でコシヒカリを買いませんか?」

2013/08/08 15:39 投稿

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各メディアで取り上げられ、THE JOURNAL編集が何度も通っている「ふくしまオルガン堂 下北沢(以下、オルガン堂)」から一通の「お願い」が届いた。

「渡部農園のおいしい無農薬のコシヒカリをご家庭で召し上がってくださいませんか〜」

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オルガン堂のランチのご飯はすべて渡辺農園のコシヒカリを使用(写真:7月31日の定食/オルガン堂FBより)

 オルガン堂は半年前に開店したばかりの食堂兼直売所で、農家を中心にした「福島県有機農業ネットワーク」が運営している。福島県産の食材を提供して、開店当初からメディアで取り上げられ一躍話題の店に。Facebookページは600以上のユーザーに「いいね!」され、実際に行ってみると提供するランチはほぼ毎日完売の盛況ぶりだ。

 そんな「オルガン堂」が「お願い」しているのが、そのランチで毎日提供しているおコメの購入。渡辺農園は福島県喜多方市で無農薬栽培を続けるコメ農家だ。どんな状況か、実際に店に電話してみたところ…

「まだまだ蔵に残っているんです。15年間無農薬で育ててきた渡辺農園のおコメ。ぜひ食べてもらえないかなと思って」(店長の阿部さん)

 大手の卸業者に頼らず直販をしている農家の場合、乾燥機や貯蔵庫を自前で持って在庫管理をしているケースが多い。特に「顔の見える関係」を重視してきた有機農業者などは、1年分の販売量をあらかじめ計算して、生産計画を立てて、作付け計画を立てている。阿部さんによると、渡辺農園は東日本大震災の後、大手のお客さんが手を引いてしまって、未だに需給バランスがなかなか取れてないとのこと。

「いま倉庫にあるお米は、新米の時期になると『古米』になってしまうので、美味しいうちにみなさんで食べてもらえればと思ってます」と阿部さん。

 とはいえ、やはり気になる(?)のは放射性セシウムの状況。「ちゃんと測ってるの?」と気になってもなかなか聞けない人が多いようなので店長に聞いたところ、「10ベクレル/キロ(下限値)未満」とのこと。そんな2012年産の無農薬コシヒカリのようです。

 在庫の量は500キロ。日本人が1年間に食べるおコメの量は約60キロだから、1ヶ月分(5キロ)を100人、2ヶ月分を50人が買えばスッキリ在庫がなくなり、また美味しい新米がその倉庫に入ってくることに。そろそろおコメがなくなってきたな…という方は購入してみませんか?

【注文先】
有機栽培米 渡部農園
FAX:0241-38-2736
電話:0120-38-2736
メール:farmer-yoshino【a】ezweb.ne.jp(【a】を@に変えて送信下さい)

注文の際に、5キログラム(3500円/送料込)、10キログラム(6850円/送料込)、もしくはそれ以上かをお伝えください。精米のほか、玄米もあるようです。

【参考記事】
■下北沢に野菜カフェ「ふくしまオルガン堂」がオープン─被災地と歩み続ける女性たち
http://ch.nicovideo.jp/ch711/blomaga/ar161535

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