暁玲華さんが宮崎県の鳥インフルエンザ受難について言及されていたので、宮崎県出身者であり、「食と農の底力!」筆者としても、なにか書かねばと考えていたところに大分県在住の大熊良一さんから電話がかかってきた。
大熊さんは農文協の大先輩だが、早くも20数年前に帰農し、国東半島で「自然卵養鶏」をやりながらさまざまな市民運動にもかかわっている。用件が終わって「朝日新聞の大分県版に鳥インフルエンザについて書いたからネットで見てね」と言われたので、彼の連載コラム「熊さんのトリ小屋通信」1月27日「答えは風の中に」を読んでみたら、まことに的確な問題提起がしてあった。
そこで大熊さんは――3年前の騒動のときから自分は「何が起きたか」だけではなく、「何が起きなかったか」にも注目すべきだと言ってきた。もし渡り鳥が原因ならば、四方を金網で囲っているだけで野鳥と「同居」しているようなわが家の鶏舎や放し飼いの農
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