8月2日の「ゴー宣道場」は、

『戦中・戦後の倫理を問う』と題して開催します。

実は前回の道場では、戦争と道徳との関係性を正面から論じ、

深く掘り下げてはいない。

テーマの追求よりも、ゲストの人柄や言葉の面白さや魅力が、

「ゴー宣道場」で炸裂することを楽しんで終わってしまった。

道徳は共同体で醸成されるものという認識から、現代社会の

共同体再構築の話に関心が移行してしまった。

 

そこで今度は共同体とは関係ない「倫理」を戦争や植民地の

問題に結び付けて考えてみたい。

課題図書として『慰安婦問題をこれで終わらせる』(松竹伸幸)

『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(笹幸恵)

『卑怯者の島』(小林よしのり)の3点を上げておく。

この3冊には、それぞれ戦場や植民地での倫理観が問われ、

まさに深掘りするためのヒントが隠されている。

 

著書で慰安婦問題の新たな解決手段を提案されている

松竹伸幸氏をゲストに迎える。

 

そして8月2日は、わしが司会をする。

ゲストに頼る回が続くと、門弟や参加者が単なる消費者に

堕してきて、「道場」の本分を忘れてしまう。

門弟たちの中には、もう師範の意見は分かるそうだから、

各自がどのくらい自分の言葉で語れるようになったのかを

試そうと思う。

もちろん、師範方にも、わしが質問して、どこまで考えて

いるかを追求する。

ようするにわしの意図としては、喝を入れる回にすると

いうことだ。