45回「ゴー宣道場」アンケートの回答2です。

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◆参加された現職の先生のご意見、お話や、岡田先生、

師範方のお話、大変"ためになった"部分も多くあるのですが、

何と言っていいか… 正直、道場としては"消化不良"

後味です。答えがないからではなく、議論の方向性などの

問題もあったと思います。もっともっと深められたテーマ

だと思います。もったいないです。

(埼玉県・45歳女性・パート)

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申し訳ない。その通りだと思います。

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◆岡田講師が打ち合わせに参加しなかったために、

小林先生との対談・議論が白熱してしまいましたが、

それはまた楽しく興味深く拝聴しました。

 もう少し聞いてみたかったと思います。

(東京都・49歳男性・歯科医師)

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確かに岡田氏は徹底的に師範との交流を拒否しました。

30分前に来てくれと頼んだのですが、15分前でいいと

言って伝えてくる。

休憩時間は控え室に戻らず、一人で参加者の前で、

講義する。

4時過ぎたら用事があるからと自分だけ帰る。

二部が始まったとき、岡田氏は「どうせ楽屋ではろくな

こと話せんでしょ」と言いました。

打ち合わせは意見のすり合わせの時間ではないのです。

休憩時間に話し合っていれば、「道徳の話になってない

から、二部は道徳の話をしよう」と伝えられたはずです。

宇野常寛氏のときのように、白熱議論が本質を巡るもの

なら有意義です。

本質からずれた白熱は、「朝から生テレビ」みたいに、

暴言か口喧嘩になります。

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◆小林先生と岡田先生のやりとりが印象に残りました。

物語・感性主義VS設計・システム主義、といった感じで

見ごたえがありました。ただ、やはり岡田先生の論には

最後まで納得できませんでした。

もう少し、普遍性のある道徳論か、人間の根幹との関連

などに議論が進めば良かったと思うのですが、

限られた時間では仕方ありませんね。

(広島県・43歳男性・技術士)

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わしが描くしかないな。

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◆「倫理経済学」と言うなら、自己犠牲はできないなと

思いましたが、社会をうまく回すためということなら

わからないでもありません。でもそれはそもそも必要

なのかと思います。

 ゴー宣的には、やっぱり国を守って死ねるか、

原発は許せるか、沖縄の基地はいいのかという点に疑問が

出ますが、岡田さんが「それは極論」と返すのが

押し問答のように感じました。

しかし異論があったから違う角度で考えられたところも

あります。

(東京都・36歳男性・CGデザイナー)

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そうですね。「道徳」についての誤解が広がりすぎている

ということが、今回よくわかって、自分の創作意欲の

動機を作ってくれた岡田氏に感謝です。

もちろん全面描き下ろしで、カントもニーチェも

孟子や孔子も網羅した恐ろしいものを描きます。

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◆最後の小林先生の「子どもの中には、はなから感動

するものがあるんだ」という話に胸が熱くなりました。

道徳教育にはこの熱さ(感動)が不可欠なんだなと感じた。

 岡田氏の話は面白くはありましたが、上記のような

感動は無いと感じました。

 後、「いい人戦略」はいかがなものか。世の中、「いい人」

に見られようとして失敗してる人が多い気が…

 小林先生のような嫌われても言いたいこと言うタイプの

方が、多くの人に好かれていると思う。

(東京都・40歳男性・日やとい人夫)

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自分を「日やとい人夫」と書く、照れと自嘲と覚悟の

混ざった心性は、道徳心に繋がってるな。

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◆岡田先生の「いい人戦略」に傾きかけましたが、安倍首相の

様な表向きは国民に対していい人ぶって(特にメディアには、

いい人に見える様に強要していると思っています)いる

人物を見ると疑問がわきました。

(茨城県・46歳男性・電気保安)

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安倍首相は「俺様を悪い人として伝えるジャーナリズムは

許さん!」と言ってます。

自称保守は「その通りだ!安倍首相はいい人だ!」

「安倍首相を悪い人と伝えるジャーナリズムは悪だ!」と

言ってます。

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◆道徳は学校教育ではなく家庭教育で、という事だったので

実際に家庭を持たれている父母の方の話も聞いて

みたかったです。

 最後に、泉美先生から立ちションするところに

鳥居を書いたら立ちションがなくなったという話が

ありましたが、そもそも立ちション防止に神の存在を利用

する事も非道徳的な気がします。

(東京都・38歳男性・会社員)

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日本の神々はGODじゃないからな。

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◆道徳観念が自分でも意識できない程小さな頃から身に

ついていることに気づかされましたし、道徳を教育する

ことの難しさを感じました。

笹先生の最後の発言「道徳は社会のあらゆる接点から

学ぶもの」に集約されていると感じました。

(静岡県・38歳男性・自衛官)

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そうだね。

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◆岡田先生のゴー宣道場そのものに対するつっこみが

緊張感があって面白かったです。現状批判に終始して、

具体案が積み上がらないとの指摘から始まりました。

対して小林先生、高森先生がしばしば"気づき"を強調して

らしたことに私は共感します。

 個人的には、この道場に思考の材料としての"気づき"

求めているので、具体案ができてしまってはむしろ思考は

止まると思っているので、道場そのもののとらえ方が

違うと感じました。

(神奈川県・27歳男性・大学院生)

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岡田氏が「ゴー宣道場」に対する偏見を持ってるだけだろう。

まず現状分析、そして批判する中で、何が大切なのかに

気づいていく。

本質もわからぬまま、具体策を作るから、自民党の憲法草案

みたいに、憲法の条文に「道徳」を混ぜてしまうわけです。

ところで岡田氏の道徳教育に対する具体策は、多くの論客と

対談した本を出したことだと言います。

これには、わしは脱力しました。

そんなことでいいなら、わしが描きましょうと言うしかない。

「ゴー宣道場」の参加者から学んだ現場の声を、わしの本に

活かすという積み上げ方をやってみせましょう。

今、なぜ顔の見える、現場を持つ者たちが集って、議論する

「ゴー宣道場」のような場が必要か?

この意義は、宇野常寛氏の方がわかっているようです。

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◆まず自分のこととして、今回の岡田さんとか前回の古市

さんなど、リベラルな人達が来た場合の自分の考えとの

違いを理解しつつ、それでもいいところを吸収しようと

いう道場への取り組み方をしなければいけないと思いました。

 小林先生は岡田さんの道場に対する違和感を即座に

感じ取って状況を説明したり考えの違いを説明したりと

話の展開が驚異的だと思いました。

(神奈川県・41歳男性・会社員)

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「道場に対する違和感・偏見」のあるゲストを呼ぶべきか

否かも考えなければならない。

偏見を持ってやってきて、偏見を持ったまま帰っていく

のでは、来てもらった意味がない。

一応、「ゴー宣道場」は小林信者と思い込んでる人に、

情報公開しておきますが、「ゴー宣道場」は実際には60

が門弟ですが、その中にも是々非々でわしの思想傾向に

賛成・反対している人もおり、中には左翼っぽい人もいるかも

しれません。

門弟と言っても、会ったことない、話したことないという人

の方が多いし、頻繁に設営をやってくれる数名以外は、
誰がいるのか知りません。

あとの参加者は流動的で、毎回違う人が来ている、初めて参加

する人もいる、ゲストのファンも来てるというのが実態です。

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◆大変おもしろかったです。現場の教師としては、

是非よしりん先生に小・中学校用の道徳教科書を書いてほしい

と思います。形式は物語、漫画、映像、どんな形でもよいので

期待しています。

実はよしりん先生の『戦争論』を使って道徳の授業をしたことが

何度かあります。特に特攻隊の授業では多くの生徒が涙して

いました。ぜひよしりん先生の考える道徳を本にして下さい。

(神奈川県・31歳男性・教師)

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時間はかかるけど、一度描いておく必要があるなあと思いました。