鷲尾英一郎農林水産政務官の
尖閣問題に関する発言を
自民・公明両党が批判、
産経新聞も社説で
「謝罪と撤回」を求めています。
第22回ゴー宣道場に来ていただいた
政治家だからというわけではありませんが、
何の含意もなく鷲尾氏が
「尖閣諸島を中国が所有してもいい」
なんて発言するわけがないとすぐ思いました。
まして産経新聞が非難しているからには、
これはデマに違いない
(例の「大誤報」以来、そう思うことにしました!)
と思って調べてみたら、やっぱり案の定でした。
鷲尾氏が言おうとしていたのは
「所有権」と「領土権」は違う
という話です。
という話です。
よしりん先生の言葉で言えば、
「不動産と領土は違う!」
という話です。
尖閣に関して、政府が所有するか、
都が所有するかと「不動産」としての
議論ばかりしているが、「不動産」としてなら
誰だって所有はできる。
語弊はあるが、
中国政府が所有することだってできる。
それより大切なことは「領土権」の強化である。
民主党政権は海上警察権を強化した。
実効支配を強化するということは、
こういうことなのだ
これのどこが非難に値する発言ですか!?
話をわかりやすくするために
あえて極端な例を「語弊はあるが」と
断った上で言っているのを、
「鷲尾英一郎は尖閣諸島を中国政府が
所有してもいいと言っている、けしからん!」
とは、さすが産経デマ新聞!!
石破茂は
「責任ある立場の人間として、法律、立場の
重さをご存知ないようだ」
と批判しているが、法律上も「不動産」としてなら
中国政府でも所有できるのは事実じゃないのですか?
鷲尾氏は現行法ではそうなっていると言ったまでで、
それが問題なら、現行法を変えるべきでしょう。
そもそも、石破が本気で
こんな批判をしているとすれば、
国防の専門家を任じているはずの石破も
「不動産と領土」の区別がついていない
ということになりますね。
ということになりますね。
ネトウヨや産経のようなバカのみならず、
政治家まで
「不動産と領土は違う!」
たったこれだけのこともわからずに
「尖閣を守れ!」と騒いで
愛国者のつもりになっている
底抜け脱線バカぶりには、もう絶句です!
郡司農水大臣も、
なんで注意なんかしてるんだ。
鷲尾議員は正しい!
謝罪も撤回もしちゃだめですよ!
尖閣問題に関する分析は、
誰より何よりこれが正しい!
「小林よしのりライジング」Vol.4の
『ゴーマニズム宣言』で書いてます!
http://ch.nicovideo.jp/article/ar5687
尖閣問題に関する分析は、
誰より何よりこれが正しい!
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