『Mr.Jones’ Orphanage Milk Bar』という名前のカフェがバンコクにある。流行に敏感なバンコクっ子の間で話題になっているデートスポットのようだ。BTSトンロー駅を降り、BTSエカマイ駅方面に向かい、少し進んだら見えてくる交差点を左折する。しばらくすると、ソイ13の標識があるので、それを頼りにその横道に入る。すると、左手の方からオシャレな雰囲気の建物が見えてくる。『Mr.Jones’ Orphanage Milk Bar』はそのオシャレな建物に入っている。
※すべての画像をごらんいただけない場合は http://getnews.jp/archives/25785 をごらんください。
ドアを開くと、まるで夢のような不思議の国へ入り込んだ錯覚に陥る。しかし店名には「Orphanage」という単語がある。辞書でしらべると「孤児院」を意味することが分かる。客は“孤児院”の“孤児”に会いに来るという設定のようだ。その孤児とは、店内各所におかれている“クマ”のぬいぐるみのことだと気がつく。大半の女性客は、必ずと言っていいほど、その“クマ”の孤児たちと一緒に写真を撮る。
筆者がこの店を訪れたときには、何名かの女性があちらこちらで“クマ”のぬいぐるみを大切に抱えて写真を撮っている姿がみられた。そして店内のフリーで接続できる快適な無線LAN経由で、各自の『Facebook』や『Instagram』をはじめとするSNS等のウェブサービスにその写真をあげて公開するのである。
とにかく店内にはいると作りの凄さに圧倒される。入り口のドアを開いたとたんに目の入ってくる光景が“不思議の国に入ったような感覚”を味わわせてくれる。入ってすぐの左手側はケーキやクッキーをはじめとするスイーツがお菓子の国の如く並べられている。目の前にはスイーツを取り分けるための器具が生きているかのように上下に動いている。なぜ上下しているのか不思議に思って、それら器具をつっているひもをたどると、なんと天井に『不思議の国のアリス』を思わせる大きな時計がまわり続けているではないか! 針の動きがひもにつるされた器具を動かしているのである。そして、右手側に目をやると大きなメリーゴーランドのようなものが目立つ。そこには子どもたちが喜びそうなオモチャなどがたくさんあり、その周りをテーブルが囲んでいる。正面は教会のような神聖な内装だが、上にはクマたちがブランコに乗ってたのしそうにこいでいるような演出がされていた。
落ち着いたところで多数のケーキが置かれている場所へ行き、店員からオススメなどを聞きながら“Chocky Mud Pie”、“Strawberry Venies”、“Mum Apple Pie”をそれぞれ注文した。お茶は“Ginger HotTea”、その後に“Happy Hour HotTea”を注文した。と、ここまでは普通のオシャレな夢を見せてもらえる空間であった。
あれだけオシャレなケーキだから、味も期待できるものだと思っていたが、意外と大味であった。“Strawberry Venies”のまわりを包む生クリームが昔懐かしいバタークリームであったり、人気があるということで選択した“Chocky Mud Pie”のチョコレートが隠し味にゴマを使っているような、バラエティに富んだものであった。
お茶のコップは小さく、ママゴトをしているかのごとく工夫されており、彼女または彼氏と一緒に並んで、各座席に置かれているクマのぬいぐるみを抱えながら狭い長椅子に座って飲めば、二人の間にはきっとハートフルな思いでいっぱいになりそうだ。タイへ旅行の際は、デートでこの場所を選択すると二人の心をもっと近くしてくれるだろう。
MR. JONES' ORPHANAGE MILK BAR
G/F SeenSpace, 251/1 Thonglor Soi 13, Bangkok
02-185-2378
11:00-23:00
BTSトンロー駅下車、BTSエカマイ駅方面に歩き、交差点を左折しトンローソイ13と書かれている道に入って左手に見えてきます。
「Ginger HotTea」 120バーツ(約360円)
「Happy Hour HotTea」 120バーツ(約360円)
「Strawberry Venies」 135バーツ(約400円)
「Chocky Mud Pie」 135バーツ(約400円)
「Mum Apple Pie」 135バーツ(約400円)
なお、売り上げのいくらかは『Camillion Home』という、障害のある子供たちの施設へと寄付されているとのことだ。
Camillion Home
http://www.camillianhomelatkrabang.org/
※この記事はガジェ通ウェブライターの「つっちぃー」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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