9月20日から23日まで開催されていた『東京ゲームショウ2012』。
連日人は大賑わいで、大手ゲーム会社の体験できるゲームは2時間3時間待ちが当たり前。あまりの人の多さにうんざりし、人ごみを避けるように歩いていると、
巨大な獅子が前方に現れた。なんじゃこりゃ!? と思いながらあたりを見回すと、チャイナ服で何やら『Kinect』を使って踊っているお姉さんを見かけた。
綺麗だなーと、見とれているとこちらに気がついたのか、「獅子舞(ししまい)をツウジテー! 日中ヨクナルネー! 同ジ文化ダカラー! アナタもデキルネー!」と、美人に頼まれ断れず、そのままプレイすることになった。
モニターには赤く色鮮やかな獅子舞が現れ「スタートを押してくれ~」と言わんばかりに、ぐにぐに動いている。スタートに手を合わせるとドラの音が響き渡り、小気味良いリズムとともにゲームが始まった。
よくあるダンスゲーとは違い、非常にユニークな動きを要求される。手は、太極拳のような動き方で円を描き、獅子の頭を持っている風に動かなければならない。
チャイナ服のお姉さんは優雅に踊っているふうに見えたが、
筆者はぎこちなく、まるでロボットダンスのようになってしまった。けれども必死で踊っているとパターンがだんだんと掴めてきて、それなりに形になってきた!
2分ほどで曲が終了し、成績発表かとおもいきや、
巨大なキャベツが獅子舞の後ろに現れた。「なにするのこれ?」と不思議にみていると、「手ヲ 動カシテ食ベテ!! 」と、チャイナ娘にうながされる。
手を口に見立てて食べるモーションを繰り返し、獅子舞で巨大なキャベツを食べていく。「何のためのキャベツなのか」聞いてみたところ、中国では獅子舞が終わった後、獅子舞が野菜を噛み砕き、人に振りかけて厄を祓(はら)うのだという。
このゲームでは振りかけるところは巧く表現できなかった為、とりあえず「食べる」という表現に落ち着いたらしい。中国の代表的な獅子舞の踊りはもちろん、“厄払いの儀”なども追加予定らしい。
『LION DANCE JR.』開発部のスティーブンさんにお話を伺ったところ、「教育的にも文化的にもこのゲームは精通できるのではないか?」「将来の獅子舞後継人育成の手助けになれば」と、語っていた。
XNT公式サイト
http://www.xnt.hk/html5/index.html[リンク]
開心舞獅 Lion Dance Jr
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