今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■続々・なぜ会社には「働かないオッサン」がいるか(メカAG)
なぜ会社には優秀でない人間が多いのか?答えは「それが一番効率的だから」。これしかない。ちょっと考えればわかると思うんだけどね…。
1つの会社が同時にこなせるプロジェクトの数は、優秀な人間の数できまる。仮に優秀な人間が5人いたとする。その5人を1つのプロジェクトに割り当てたら、そのプロジェクトはすごいパフォーマンスで進行するかもしれないけど、他のプロジェクトは平行してはできない。
前述のように大半の仕事は「相手」がある作業だから、いくら優秀な人間でも、相手からレスポンスがないとこれ以上進められないという状態はままある。もちろん会社にとってすごく重要なプロジェクトなら、そういうやり方も正しい。難易度が異常に高いが絶対に失敗できないプロジェクト。血沸き肉踊るよね~♪(笑)。
* * *
一方、優秀な人間一人一人に、さほど優秀でない人間を10人ぐらいつければ、5つのプロジェクトを同時にこなせる。1つ1つのプロジェクトのパフォーマンスは落ちるけれど、トータルで見ればその方が稼げる。つまり会社にはそれほど優秀でない人間が適度にいた方が、効率がいい(笑)。
ここで新たに優秀な人間が1人入ってきたとする。優秀な人間が6人になったのだから、その人間を既存の5人の誰かのプロジェクトに入れるよりも、その人間を中心に新たにさほど優秀でない人間を10人雇って、6つのプロジェクトを同時に立ち上げた方がたくさん稼げるわけだ。
ということで会社は優秀でない人間の比率が多いというのは、むしろ必然の結果。あ、別にそういうやり方が常に正しいとかいう話ではないので念のため。なにも会社の規模を大きくするだけが正解とは限らない。あくまでそういうやり方もそれなりに合理性を追求した結果だという話。
関連記事:
「続・なぜ会社には「働かないオッサン」がいるか」 2014年10月02日 『ガジェット通信』
http://getnews.jp/archives/675589
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年10月01日時点のものです。
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