やっぱりDARPAはワクワクの玉手箱や~! というわけで、毎度驚きの近未来兵器ネタを投下してくれる米国防高等研究計画局(DARPA)の新プロジェクトをご紹介。今度はなんと兵士を超加速させる“ジェットパック”を開発中らしい?
ジェットパックというと、短時間ながらも空を自由に飛び回ることのできる、背負い式のロケットブースターをイメージする人が多いかもしれない。最も有名なのは1984年にロサンゼルス・オリンピックの開会式で華々しく登場したアレだろう。完全な“飛行”を目指すあの路線の個人装備は、現在も米軍などで細々と研究が続けられているようだが、飛行時間の短さに難があり、戦場での実用には程遠い。
アリゾナ州立大学の学生チームがDRAPAの出資を受けて研究・開発中のジェットパックは、ゴールをもう少し身近なところに設定している。
彼らが開発するのは重量約5kgと小型・軽量のウェアラブルジェットパックで、背負って走ると、エンジンが生み出す推力の補助を得ることで、普段より少しだけ速く走れるようになることができるという。これを装備した兵士は誰でも1マイル(約1.6km)を4分で走ることができるようになるという期待を込めて、『4MM』プロジェクトと名付けられた。現在のところ「誰でも1マイル4分」というわけにはいかないが、タイム短縮効果は確認できているようだ。
動画:Jetpack helps soldiers run faster(Vimeo)
http://vimeo.com/98084869
2054年の世界で、強化外骨格を装備した兵士が活躍する『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』(11月13日発売予定)では、新ギミック“ジェットパック”を利用した立体機動がウリとなっているが、一段高いジャンプや高速スライドを可能にするこのジェットパック像こそ、まさにDARPAが『4MM』プロジェクトの果てに目指すゴールに近いのではないだろうか。
画像:アリゾナ州立大学公式Facebookより引用
https://www.facebook.com/ASUresearchmatters
参考動画:コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア マルチプレイヤートレイラー(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=n4IEC8CkljE
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