今回は『Medエッジ』からご寄稿いただきました。
■精子の異常、常識が覆る 飲酒や喫煙、下着、おたふく風邪がほとんど影響せず(Medエッジ)
※写真はイメージです。
医療と健康の情報サイト「Medエッジ(メドエッジ)」では、最新の研究報告に基づく最新情報を連日お届けしています。ここではその一部をご紹介します。『Medエッジ(メドエッジ)』
http://j.mp/1lqXsZS
男性の普通の生活習慣が精子の形状にとってはいいと考えられてきたが、定説がこのたび覆った。英国のシェフィールド大学とマンチェスター大学などのグループがこの問題を検証、2014年6月、生殖医療の国際誌であるヒューマン・リプロダクション誌で報告した。
●下着の形やおたふく風邪は関係しない
研究グループは、12カ月以上にわたって不妊となっているカップルを対象として、男性の精子の形状不良を検査。飲酒、喫煙、麻薬などの生活習慣のほか、肥満度、おたふく風邪の経験の有無、職業や下着の種類、精子を取った時期他の様々な要因との関係を調べた。
精子が形状異常となるリスク要因として浮上したのは、精子採取が夏だったときと精子採取の3カ月以内に大麻を使っていた場合に限られた。精子採取前の6日間の禁酒、肥満度、下着の種類、喫煙、飲酒、おたふく風邪については関連性はなかった。
研究グループは不妊治療で生活習慣を改善するのは大して関係ないのではと想定する。
精子の形状異常を解消するのは意外と難しいのかもしれない。
●文献情報
Pacey AA et al.Modifiable and non-modifiable risk factors for poor sperm morphology. Hum Reprod. 2014;Jun 4 [Epub ahead of print].
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22695289
(この記事・情報は、Medエッジ(メドエッジ)から提供されています。元の記事はこちら)
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■ 記事提供元
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■ Medエッジ(メドエッジ)の記事より
「陸上を歩く魚」の誕生 環境で変化する生き物の不思議 西川伸一 THE CLUB
http://www.mededge.jp/spcl/2426
デング熱ならぬ米国でも「謎のウイルス」勃発、感染拡大が生後6カ月から 米国疾病対策センターが警戒「まれなウイルスなのになぜ」
http://www.mededge.jp/spcl/2363
身近になるか、「節足動物媒介感染症」 Medエッジ編集長、星良孝より
http://www.mededge.jp/spcl/2094
始まりはエボラ患者と祈祷師 壮絶なエボラ論文 西川伸一 THE CLUB
http://www.mededge.jp/spcl/1996
ブラジャーと乳がんは無関係と判明 どんな形でもどれほど長い間でも、原因にはならない
http://www.mededge.jp/a/canc/2595
中学生でも「セクスティング」2割、米国で 無防備なセックスと関連、小児科の医学誌で調査結果
http://www.mededge.jp/a/pedi/1618
女性器の「再生医療」に成功 自らの細胞で膣を人工的に作り、8年間、異常なし
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