9月1日、テレビ朝日系列にて『ビートたけしのTVタックル』が放送された。
テーマは「ロリコン・暴力 アニメに規制は必要か? 徹底討論」というもので、冒頭で今年7月に岡山県で起こった小5女児誘拐監禁事件の容疑者の部屋の壁に美少女アニメのポスターが隙間なく貼られていたことを取り上げ、「アニメと犯罪の関連性」について議論がなされた。
『魔法少女リリカルなのは』の「小学生が主人公」ということが強調されたり、『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版で暁美ほむらが自分の頭を拳銃で撃ちぬくシーンを「過激な暴力描写」の例として挙げられたり、はたまた「過激の代表格」としてアニメ『進撃の巨人』が紹介されるなど、『Twitter』などではツッコミが多数入るなどして盛り上がっていた。
「規制賛成派」と「規制反対派」に別れて激論が交わされる中、「規制反対派」の漫画家・江川達也さんは「犯罪を犯す人の認知のゆがみ」について持論を語る。江川さんが
「悪いことを正当化させてしまう認知のゆがみがあり、良いアニメと悪いアニメがあるのだが、むしろエロをエロとして描いているものは良い」「良くないのは宮崎アニメですよ。僕は一番宮崎アニメが悪いと思っていて」
と言うと、司会の阿川佐和子さんは「大きな敵を作りましたね」と返答し、大竹まことさんは「さっきまで江川さんの言うことを”そうだそうだ”と聞いていた人が、今の話で全員離れていってしまった」と語る。
江川さんによれば、宮崎アニメは
「プロの目から見るとわかるんですよ。エロとバイオレンスが巧妙に隠されている」
とのことである。
同じくゲストとして出演していた岡田斗司夫さんは、番組放送前に
江川達也さんが「痛みを感じる暴力描写や、性欲を抱かせるロリコン・萌え描写はかえって健全。それよりも真に有害なのは宮崎アニメ。ロリコンを隠して健全な映像に仕上げているから、欲望が正当化されてしまう」と主張していたけど、あそこ絶対にカットされるだろうな。
と『Facebook』に記していたのだが、無事(!?)放送されたようである。
江川さんのこの意見、読者の皆さんはどう考える?
※画像はテレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』のサイトより
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