hene1_Rみなさんハンモックと言われると「リゾート地」で揺られるアレを想像しますよね? しかし、普通のハンモックを実際に日本の夏に使ってみると「蚊」に悩まされるのが普通です。

だからと言って蚊取り線香を焚きながらハンモックに揺られたのでは、せっかくのリゾート気分も台無しです。そこで今回オススメしたいのがコレ!

『Hennessy Hammock』(ヘネシーハンモック)と呼ばれる「蚊帳付き屋根付き」のハンモックです。

ちゃんとしたハンモックを使った事がある方であればハンモックの寝心地の良さは知っているはずですが、安いハンモックの中には体を支える部分が「網」になっている物もあります。ぶっちゃけアレは寝心地は良くありません。体重で網が「体」と言うか肉に食い込むので部分的に負担が掛かってイマイチなのです。

しかも寝返りを打った時に網に服のボタンが絡んでしまったりと、はっきりいって畳んだ時にコンパクトになる事以外に良い事はないと言えます。

最低でも体を支える部分は「布」で出来ていて、出来れば頭と足下の方に生地が体重で丸まらない様に「支え木」があるタイプでないと快適には寝られません。

hene15_R

その点『ヘネシーハンモック』ならば快適な睡眠を約束出来ます。生地は目の細かいナイロンっぽい素材ですが、生地の目が非常に詰まっているので「蚊に刺されにくい」のです。

そして蚊帳も付いているので虫に悩まされる事はありません。 夏のアウトドアの大敵である「蚊」はもちろん、刺されると体質によっては酷く腫れてしまう「ブヨ」などもシャットアウト出来るのは最高です。

「蚊帳があると外の景色が見えないじゃん」

と思われるでしょうが、結構いい感じに外の様子は見えます。この為、なかなか開放感があり「室内空間」は狭いはずなのに圧迫感がないのです。

hene7_R

さらに『ヘネシーハンモック』は「支え木」もないのに、体重でハンモックに体が沈み込んで丸まってしまう事がありません。

これはハンモックの両脇にロープを通す穴があり、ここから地面にペグ(杭)で固定する為です。この付属のロープはゴムで出来ているので「ハンモック独自のゆらゆら感」も失う事はありません。

そして付属の屋根と言うか「タープ」があるので急な雨にも対応出来ます。直射日光が強い時にも便利です。このタープの張り方で「景色優先」か「雨や風を遮る」などの調整が出来るのです。

一番のオススメは「木陰でタープ無し」が一番開放感があっていいですね。流石に「台風レベルの大雨」となると付属のタープでは厳しいですが、ヘネシーハンモックには大型のタープもオプションで売っています。もしくは市販のタープを流用しても良いでしょう。

更に『ヘネシーハンモック』の良い所は軽くてコンパクトな事が挙げられます。

そして『スネークスキン』と呼ばれる専用の収納袋が秀逸です。コイツの中に収納してグルグル巻いておいて、設営の時は両端のロープを木と木に結び、あとは『スネークスキン』をブワーっとまくってガーっとペグを固定してタープを張れば設営終了です。慣れれば5分チョイチョイで設営出来ます。

しいて言うなら「手頃な間隔の木と木」を探す方が時間が掛かりますね。森の中なら余裕ですが、例えば河原とかキャンプ場だと不自由する事もしばしあります。

あと「テントの替わりに使う」となると、いささか不便なので気をつけましょう。あくまでもハンモックなので、そこら辺を理解した上で使用して下さい。

まあ、とにかく細かい事はいいんです。とにかく寝心地抜群なんですから。

いまいちイメージが湧かない人の為に『ヘネシーハンモック』のザックリした使い方を解説しておきましょう。勿論『スネークスキン』を使っての設営です。

P6060385_R

【 木と木の間にロープを張る】

ロープは体重が掛かると僅かながらも伸びるので、なるべく短く張るのがポイント。『ヘネシーハンモック』の長さ+1メートルづつくらいの間隔が張りやすいですね。

高い方が快適に思えますが、潜り込むのが大変なので手頃な高さで妥協します。地面の高低差が無ければ、ロープのたるみを考えて「自分の目線」くらいで木に結ぶといい感じです。さらに地球に優しい『ツリーはがー』なるアイテムを使うと、ロープを結んだ木に傷を付ける事もありません。これは幅の広いベルトのようなモノでして、樹皮に対して接触する面積を増やす事で傷を付けないようにするアイテムです。

hene20_R

【 ペグとサイドのロープを固定する 】

一応はペグと書きますが、そんなに引っ張られる事もないので、そこら辺の地面に適当なモノがあれば、それに結んでもOKです。

hene11_R

【 ハンモックの入り口から入る 】

ハンモックの下側に「出入り口」があるので、そこから侵入します。頭から入って中で一度腰をかけて、それから靴を脱いで足も中に入れる感じです。ちなみに体重で勝手に出入り口は閉まるので、特にベルクロをバリバリ剥がしたり、ジッパーを開けるなどの手間はありません。

hene6_R

【 寝る 】

寝なくても良いのですが、恐らく30分もしないうちに熟睡すると思います。爆睡した挙句、なんとなく寒いなと思って起きたら夕方でヒグラシが鳴いてたとか、良くある事です。

【 撤収作業 】

しかし、少々寝過ごした所で『ヘネシーハンモック』なら問題ありません。撤収作業に掛かる時間は10分も掛かりませんからね。ペグを外して『ヘネシーハンモック』をロープを軸にグルグルと巻きつけるだけ。あとは両端から『スネークスキン』をズリズリと寄せて、最後に気に結んだロープを回収するだけです。

hene10_R

どうです? かなり『ヘネシーハンモック』が欲しくなったんじゃありませんか? とにかく寝心地は抜群に良いので、他のテントと併用して「お昼寝専用アイテム」として活用すると良いと思います。

もしくは、軽量コンパクトなので山の奥深くに侵入する時とかも便利です。山岳用のテントよりもポールが無い分、軽量でコンパクトですからね。

それでは、みなさんも『ヘネシーハンモック』で快適な睡眠を体験してみて下さい。虫が多くて湿気のある日本の夏には、最高のアイテムですよ。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「YELLOW」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

■関連記事

【デカ盛り】 横浜市中央卸売市場の秋葉屋で「スペシャルミックスフライ定食」を食す

【デカ盛り】 横浜市中央卸売市場の秋葉屋で「海老チャーハン」を食す

【デカ盛り】 秋葉屋で「かき揚げ定食」と「マグロ漬け丼」を食す

【麺魂】 そろそろ鶏ガラでスープを取ってみた

【麺魂】自家製麺で『からそば』を作ってみた

RSS情報:http://getnews.jp/archives/631439