ソニーのパソコン事業撤退の報道が流れてから、その動向が注目されていたVAIOブランド。ソニーから日本産業パートナーズへの事業譲渡が完了したことにより、本日7月1日、新会社「VAIO株式会社」として新たなスタートを切り、VAIOブランドの事業内容や新製品が公開されました。新たに発表された製品は、『VAIO Pro』(11.6型/13.3型)と『VAIO Fit』(15.5型)の2シリーズ3機種で、いずれも本日より個人向け購入受け付けを開始しています。
15時の正式発表に向けてティザーサイト上では新会社のメッセージが公開されていました。
●VAIO Pro 11/13
カーボン繊維を重ねることで、軽さと強さの両立を図った“UDカーボン”採用のボディは、11.6型ワイドタッチ非対応モデルの場合、約11.8mmと薄型の筐体に、重量は約770g。さらに、バッテリーの駆動時間は約9.5時間(JEITA 2.0)と、コンパクトなデザインながらパワフルなので長時間の外出にも適しています。それぞれソニーストア販売価格で、『VAIO Pro 11』が12万円~(税別)、『VAIO Pro 13』が13万円~(税別)となっています。
●VAIO Fit 15E
シンプルなデザインと機能が特徴的な『VAIO Fit』は、15インチのフルHD液晶画面を搭載。高精細の映像をそのままの美しさで再現できるほか、左右の前面に配置された大型のボックススピーカーと後方のサブウーファーによってオーディオ機器に近いパワフルなサウンドを実現。『VAIO Pro』とはまた異なったバリューを提示しています。こちらはソニーストア販売価格で10万円~(税別)。
ソニー時代の『VAIO Pro』、『VAIO Fit』と主な仕様を見比べても、今回は既存製品のアップデート版という印章が強いですが、『VAIO』シリーズの筐体から「SONY」のロゴが外れたインパクトはやはり大きいですね。VAIOは今回、企業のフィロソフィーとして「本質の追求」、「制約に縛られないこと」、「VAIOのDNAの継承」を掲げました。過去の良い遺産は引き継ぎつつ、機動力を活かした経営を目指す新会社から今後も目が離せません。
VAIO
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