『グラソー ビタミンウォーター』の工場に行ってきた! ブランドの秘密と品質へのこだわりに迫る

カラフルだけど合成着色料は不使用、手軽にビタミンが補給できるドリンク『グラソー ビタミンウォーター』(以下『グラソー』)。ガジェット通信でもこれまでロンドンオリンピックを楽しむ施設『グラソー ラウンジ』を紹介したり、さまざまなイベントをレポートしてきました。でも「『グラソー』って何?」と言われると、実はちょっと謎が多い製品。『グラソー』を製造する工場を取材させていただく機会があったので、その製造過程と製品の秘密に迫ってみることにしました。

訪れたのは、コカ・コーラ イーストジャパンプロダクツの茨城工場。ここで「コカ・コーラ?」と思った人もいるかもしれません。『グラソー』はコカ・コーラのブランドなんです。ここではコカ・コーラブランドの複数種類の製品を製造していますが、取材した日は『グラソー』の製造ラインを組んでおり、ペットボトルの洗浄と中身の充てん、ラベルの貼り付け、ボトルの箱詰めまでの工程を見ることができました。

●クリーンな製造ラインで生まれる『グラソー』
衛生第一
衛生第一なので手を洗って殺菌し、工程によってはエアシャワーを浴びて工場ラインに入室します。

ボトルは他工場から搬入される

『グラソー』は飲み口の口径が大きく、独自形状のペットボトルを採用。製品によってはこの工場でボトルを成形するのですが、『グラソー』はほかの工場で成形されたボトルが納入され、充てんされていきます。

リンサーの工程

ボトルは“リンサー”と呼ばれる装置で内部を洗浄。大量のボトルが装置内を周回しながら洗われていきます。すごいスピードでコンベアを流れていくボトルは充てんの工程へ。

フィラーの工程

洗浄したボトルに、別の部屋で管理された中身を充てんするのは“フィラー”と呼ばれる装置。

キャッパーの工程

“フィラー”のすぐ横には“キャッパー”と呼ばれる装置があり、充てん後はすぐに洗浄されたキャップが取り付けられます。実はこの中身、殺菌のため高温の状態でボトルに充てんされています。中身を詰めたてのボトルは熱くて素手では持てないほどの温度。

3工程はひとつの部屋に

コンベアに乗って移動

“リンサー”“フィラー”“キャッパー”はひとつの部屋にあり、3工程をスムーズにボトルが流れていきます。充てんしてキャップを取り付けられたボトルは、コンベアに乗って別の部屋の工程へ移動。

ラベル

ラベルを貼る工程

続いてはラベルを貼る工程。『グラソー』を手に取ると分かりますが、他のペットボトル製品はペットボトルにしっかりとラベルが巻きついていることが多いのに対し、『グラソー』は光沢と質感のあるラベルがふわっとボトルに巻きつけて貼られています。製品の“顔”に相当するラベルは目視できないコンマ何ミリのずれも許されないため、機械で厳しくチェックしながら高速でラベルが貼られていきます。

別の部屋へ移動

ラベルを貼られたボトルはさらに別の部屋へ移動。“実びん検査機”と呼ばれる装置を通って最終チェックを受けたら、キャップに賞味期限や工場名が印刷されます。

箱詰めの工程

完成!

機械で箱詰めされて、出荷に向けて準備完了。直接口に入るものなので当然ですが、工場内は清潔で、ほぼ100%自動化されたラインはとてもクリーンなイメージ。より『グラソー』への安心感が強くなる今回の工場見学でした。実はこの工場見学、一般の人でも参加することができます。興味ある人はウェブサイトを見て申し込んでみては?

コカ・コーラの工場見学(日本コカ・コーラ)

http://www.cocacola.co.jp/factory/

直接見ることはできませんでしたが、ボトルの中身についても厳しく品質が管理されています。その品質へのこだわりについてお話を伺うことができました。

●『グラソー』の品質へのこだわり
コカ・コーラ社製品では「水を磨く」という言葉で水の品質を表現しています。製品の品質、特に水に対して、どのような取り組みをしているのでしょうか。

コカ・コーラ担当者:コカ・コーラ社製品は、WHOが定めた分析の項目と数字をクリアし、さらに国の水質基準と水道法、それとコカ・コーラ社が設けた基準のうち、より厳しい方に基準を設けています。全国のすべての工場で同じ基準を設けて、毎日基準を外れていないかチェックして品質を維持しているんです。

特殊なフィルター、活性炭、ろ過膜の3段階で不純物を取り除いて、高品質な水準の水を作っています。『グラソー』はカラフルじゃないですか。製品を作る中ではもちろん殺菌もしなければいけないのですが、必要以上に殺菌しすぎると色が変わってしまう。そこの基準もしっかり管理しています。

コカ・コーラ担当者:水は検査項目が230あるんです。それをクリアしたものでコカ・コーラ社の定めた品質になったものだけが製品の製造に使えるということですね。たとえば南アフリカの工場でも、コカ・コーラ社の工場はグローバルで同じ基準で製造していますので、どこで飲んでも安心してお飲みいただける、ということなんです。

日本の工場が持つ製造と品質管理の技術は、アメリカの本社から視察も来るほどのレベルだとのこと。世界に誇れる「水を磨く」技術をちょっとだけ意識して『グラソー』を飲むと、よりおいしく感じられるのでは。

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