福島第一原発の事故後、福島県民の間にしばしば原因不明の鼻血の出る人が増えているとする描写が議論を呼んでいる『美味しんぼ』の福島描写問題。
この「放射能で鼻血」問題は、台湾でも大きな関心が払われているらしく、台湾4大新聞の1つ、『聯合報』も速報で伝えている。
だが、その記事中で使われている画像がどこかおかしい。週刊ビッグコミックスピリッツのキャプチャーではなく、なぜかネット住民が作成したコラ画像が使われているのだ。
井戸川克隆・元双葉町長が鼻血問題の実態を訴えるシリアスな場面なのに、登場人物全員が鼻血ブー。雄山の顔に至っては、鼻血ブーのジャケットで有名なアンドリューW.K.にすげ替えられてしまっている。何が何だか、もうわけがわからない。
ひと目でパロディー・コラだとわかる画像ではあるのだが、キャプションには特にコラ画像であることは明記されておらず、これを見た台湾人読者が「放射能で鼻血」問題を誤解してしまわないか、少し心配になってしまう。
まぁ最初は単純な美食ギャグ漫画だったのに、いつの間にか作者の政治主張漫画になってしまっていた『美味しんぼ』を1枚で表現するという意味では、秀逸なチョイスと言えなくもない……か?
画像:聯合新聞網より引用
http://udn.com/NEWS/BREAKINGNEWS/BREAKINGNEWS5/8662426.shtml[リンク]
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
■関連記事
『イニシエダンジョン』のオープンβテストが開始! 「約束された神ゲー」とはこういうことさ
DARPAが脳のイメージ通りに動かせる義肢の開発に成功 全身サイボーグ化も夢じゃない!?
母の日にレストランでいい子にしてたら割引サービス これは他の店でもやるべき!