今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■グローバル化で最後の障害になるのは時差(メカAG)
ぼくは比較的身体が脆弱な方でして、生活リズムが狂うとすぐに体調を壊します。精密機械のようなものだと思ってください。「ストレスで胃腸炎になって働き方を見つめ直した話」 2014年04月08日 『イケハヤ書店』
http://www.ikedahayato.com/20140408/5026729.html
笑った。精密機械とは、よくぞ言った!俺も忙し自慢をしてみる。若い頃の話だけどね。当時アメリカの人たちと仕事をしてたのだけど、時差が辛いのなんの。
基本的にメールでやりとりするのだが、他のエントリで述べてきたように、いろいろ煮詰まってくるとメールでは埒が明かず、電話会議をしていた。しかしそれが日本時間の午前3時頃なんだよね。それぐらいの時間にむこうの会社の朝の仕事が始まる。
こっちは日本の仕事を深夜までやってるわけで、当時、午前1時とか2時まで作業をしていた。そろそろ眠気が限界になって寝ようというのが午前2時ぐらいだったのだが、電話会議があると寝れない。厳密に言えば1時間ぐらい寝れるけど、ここで仮眠をとるかが、まず悩みどころ。
これは辛かった。むしろ徹夜の方が楽だったぐらいで、続かなかった。もちろん出社時刻はそれにつれて遅くなるのだが、日本側の会社との打ち合わせがあるから午後には出てこなければならないし。なんだかんだで7時間ぐらいは睡眠時間は確保してたはずなのだが、この数字以上に辛かった。2日徹夜とかできた若い頃だからなんとかこなせたが、今やったら一発で倒れるな。
* * *
通信技術が発達して、地球の裏側ともヴァーチャルリアリティでリアルタイムでつながれても、最後までどうしてもクリアできないのが「時間」だと思うのだよね。こればっかりは。
グローバル化で社内公用語を英語にする会社がでてきたけど、そのうち社内の時刻をアメリカに合わせる会社が出てきたりして。社内に宿泊施設から飲食店、娯楽施設などすべて抱え込み、社員は会社から一歩も出ず、その中ではすべて西海岸時間とかで生活すんの。家族との電話でも「え?外はいい天気?いま会社は深夜なんだ」とかいうのw。これぞ真のグローバル化といえよう。
あるいは宇宙の彼方と通信するような感覚になるか…。冥王星まで光の速さで5時間ぐらいだから、時差17時間となると、完全に太陽系外だな。つまりアメリカは時間的に冥王星よりも遠い、と。なに言ってるのか自分でもわからなくなってきたが。
グローバル化が進むと、相手国と自国の双方の人間が起きてる時刻という概念(リアルタイムの会話が可能な時間帯)が重要になってくる。
執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年04月09日時点のものです。
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