編集部より)新連載『日刊ガケ書房』スタート。京都にある人気書店『ガケ書房』の店主である山下賢二さんに、おすすめ本、気になる雑貨、ガケ書房の日常、などを紹介してもらいます。
■「モンドくん」モンドくん(自費出版)
天才は、どうやって育つのか?
10歳の男の子・モンドくんのミニ画集。
確かな描写力と絶妙なデフォルメバランスが
今、注目を浴びている。描かれているのは、浅田真央から
NIRVANA、山口冨士夫、はっぴいえんど、リー・ペリー、猫
ひろしなど、10年しか生きていない人間にしては、幅が広い。
都築饗一氏(彼も描かれている)が発掘しただけあって、一癖
あるローカルパワーがそこに内在している。彼はどのようにして
育ってきたのか? 最後のあとがきにそのヒントがあるような気
がする。彼の父・ボギー氏(ミュージシャン)の存在がモンドくん
という化学反応体を生み出したのは間違いない。僕は、ボギー
氏のライブを一度、見たことがある。それはそれは、信じられない
くらいの爆笑と感動の詰まった構成のステージングだった。この
親にしてこの子あり。天才は、血と環境と努力と開放から成る。
(『ガケ書房』店主 山下賢二)
●この本について
書名:モンドくん
ガケ書房サイトでの紹介ページ: http://gake.shop-pro.jp/?pid=73580668
著者名:モンドくん
出版社:自費出版
●『ガケ書房』について
店名:ガケ書房
所在地:〒606-8286 京都市左京区北白川下別当町33
電話:075-724-0071
ウェブサイト:http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
ここにはその目的の本はありません。
しかし目的外の面白い本があります。
■関連記事
新しいみやげもの工芸品作品集『画賊の日本みやげ』【日刊ガケ書房】
頭蓋骨コレクターが撮った写真集『スカル』【日刊ガケ書房】
デモ? 暴動? 喧嘩? 祭り? いやそれが…。『Shrove Tuesday』(Keijiro Kai/甲斐啓二郎)【日刊ガケ書房】
京都に来たら何かが変わるか『京都移住計画』(田村篤史)【日刊ガケ書房】