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スタイリッシュなパッケージが特徴的な上に、様々なフレーバーがミックスされてどんな味か分からないというガム『ストライド メガミステリー ラスト』による懸賞金1080万円が当たるキャンペーン。欲に目がくらんだ『ガジェット通信』有志が謎解きに乗り出して約一ヶ月。ついにアヤシゲなオーパーツショップから手書きの地図を入手することに成功しました。

アヤシゲなサイトがネット中に点在…!? 『懸賞金1080万円 ストライド メガミステリー ラスト』謎解き篇 – ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/550995

その地図を解明してみると…。示されたのは九州は熊本県天草地方。『ガジェ通』編集部がある東京からはあまりに遠い…。それに、もし解読が間違っていたとしたら…? 動揺が広がる中、探検といえばこの人、周二郎探検隊が鶴の一声。

「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」

話が決まったならば行動あるのみ! 謎めいた地図とチケットを握りしめて、『ストライド』謎解き班(2名)は、空路熊本へ向かったのでした。

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羽田発の朝の便で飛び立った謎解き班。幸いにも天候に恵まれ、前途は洋々…だといいのですが。

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実は熊本県出身の周二郎探検隊。「くまモンよ! 私は帰ってきた!」(違)

しかし。阿蘇くまもと空港から熊本市街までは約20km。そこから天草諸島の玄関口である三角町まではさらに約40kmもあります。先は長いのです。

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ひとまず空港近くでレンタカーを確保。いざ、Load to Amakusa! 指し示す先には1080万円が待っている(はず)。

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天草まで直通する高速道路はなく、『天草パールライン』という異名を持つ国道266線をひたすら進みます。交通手段はほかに福岡・熊本からの空路や長崎・熊本県八代市からのフェリーなどがありますが、天草全体で約1000平方kmもあるので、車を利用するのが現実的です。

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空港から約2時間弱。ようやく辿り着いた天草五橋の一つ・天門橋。ここを渡ると上天草市で、さらに4本の橋と天草瀬戸大橋を超えると天草下島に至ります。目的と思しき地点はここからさらに70km以上先…。有明灘の美しい情景を横目に、はやる気持ちを抑えつつさらに南下していきます。

それにしても、地図で見る以上に天草は広い! 天草下島だけで約574.01平方km。本州・北海道・四国・九州を除くと屋久島に次いで第8位の面積なのです。

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慣れない地ということもあり、難航を極める調査。地元の人なら何か知っているかもしれない、と考え始めた時、目に入った集落。テントが立ち多くの人が集まっています。自治体のお祭りでしょうか…?

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車から降りて、川べりの人に声をかける周二郎探検隊。「すいませ~ん、ちょっと教えて欲しいんですけど~」

……反応が、ない!? 

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か、案山子だーっ!!

何にも知らないとひたすらびっくりしますが、天草市宮地岳町豆木場地区では「かかし村」なるイベントが毎年この時期の恒例となっており、祭りの風景をイメージとした案山子が数十体いるのだとか。『ストライド』のキャンペーン参加者で実際に足を運ぶという人は、通りかかった際にびっくりしてハンドルを誤ることないように気をつけて!

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車を走らせて約4時間。暗号が示す地点はこのあたりのはずなのですが…。背の低い鳥居を捜索してみます。

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が、それらしきものは見当たらず。「やっぱり天草といえば天草四郎だし、教会が関係しているんじゃね?」という周二郎探検隊。というか「そのくらい最初から気づけよ!」というお叱りが飛んできそうですが、キリスト教関連のスポット、この地方には本当にたくさんあるので一筋縄ではいきません。

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だんだんと傾いてくる日差し。日没後では探索は厳しい…。景色を楽しむ余裕はなく、焦りばかりが募っていきます。

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そんな最中、天主堂を発見!! 

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明治に再建され、3回の建て直しを経て戦前に創建されたという見事なゴシック建築です。

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しかし、敷地内にはそれらしきものはありません。さて、どうしたものか…。

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天主堂と目と鼻の先に広がるのは、穏やかで風光明媚な入り江。空はこんなに青いのに…。

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「一体どこにあるんだ…」「もしかして別の場所なのかも…」と調査の再構築を考えはじめる『ストライド』謎解き班。ですが、まだ探していない空き地が残っていました。ダメもとで足を踏み入れてみると…。

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こ、これは…!!

近くにいた人に尋ねてみると、「あーこれな。今年になってから立ったばい」という話。その男性はさらに「もともと雑草が生え放題だったんだが、胸騒ぎがしたけん、今日刈ったところばい」というではありませんか。これはビンゴでしょう!

看板にあるそれらしき電話番号にかけてみると…艶っぽい女性の声で何やら指示が流れてきます。それから先に進むためには…おっと、うっかりライバルにヒントを与えるところだったぜ。

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その後、男性は見知らぬ旅人である謎解き班相手にお茶を振る舞い、漂着した琉球王の使節団から伝わったというようかんの逸話を教えてくれました。ずっとその地を守ってきた人の情を噛み締めつつも、達成感を胸に帰路につきます。

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有明湾から見る日没。忘れられない情景です。

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熊本までたどりついたのは、夜の21時をまわってから。それでもミッションはコンプリートしているので、テンションは上がったまま。「せっかく熊本に来たんだし、ここは馬刺しにからしレンコンでしょ!」「でもイイお値段しますよね?」「もう1080万は手に入ったも同然だし、いいっしょ!」ということで、よさ気な飲み屋に上がりこんで次々に美味そうなメニューを注文し、舌鼓を打ちまくっちゃいました。ええへ。

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すっかりいい気分になってしまった『ガジェ通』謎解き班ですが、もちろんこれで全ての謎が解明されたわけではありません。『ストライド』側もカンタンに1080万円をくれる気などさらさらないということは、参加各位ならばイヤというほど身にしみているのではないでしょうか。今後とてつもない難問がやってくることも想定できます。勝って兜のなんとやら。1080万円を頂くのは我々なのであしからず!

「懸賞金1080万円 ストライド メガミステリー ラスト」キャンペーン
https://megamysterylast.jp/ [リンク]

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