3月18日夜から台湾で「サービス貿易協定」の反対派らが続けている立法院占拠(国会)。3月23日には立法院だけではなく行政院(内閣)も学生に占拠されたが、こちらは3月24日未明に強制排除された。
その際、蕭家淇行政院副秘書長が「中に置いてあった太陽餅を食べられた」と不満を漏らし、その情報が知れ渡ると「学生がケガしてるのに自分は餅の心配かよ!」という批判が殺到した。そして、しまいには大量の太陽餅が行政院に届けられる事態となった。
ネットの掲示板には「加倍奉還」と書かれており、これは台湾でも放送されて高視聴率をマークした『半沢直樹』のセリフ「倍返しだ!」の中国語訳である。
太陽餅(タイヤンピン)は台湾中部の都市台中市の特産品焼き菓子。 何層にも重ねられたサクサクとしていて多少粉っぽい皮の中に、もちもちとした餡が包まれており、丸い形をしている。原材料は小麦粉・砂糖・麦芽糖・ラード・蜂蜜、練乳等。甘みはそれほど強くない。
“お詫び”の気持ちを込めて贈られた太陽餅だが、どうやら受け取りは拒否されてしまった模様。返却された太陽餅は立法院で占拠を続けている学生らが美味しくいただいたそうだ。
また、ネット上ではいわゆる“職人”がこの件をネタにして「総統閣下は太陽餅を食べられてお怒りのようです」と題した”総統閣下シリーズ”の動画を作成し、再生回数は20万を越えている。
動画:元首生氣了之太陽餅被吃掉篇~~~~~(You Tube)
https://www.youtube.com/watch?v=euG1MS_SjnM
※写真・引用:『YouTube』動画および『wikipedia』“太陽餅”より
※この記事はガジェ通ウェブライターの「パンダさん」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
■関連記事