3月4日、パソコン遠隔操作事件で威力業務妨害罪などに問われた片山祐輔被告が保釈され『ニコニコ動画』で会見の模様が放送される予定だったのだが、一転
【中止】 PC遠隔操作事件 片山祐輔氏 保釈後の記者会見 録画放送
《PC遠隔操作事件》 検察からの特別抗告と執行停止の申し立てが東京高裁で認められ、片山祐輔氏の保釈がなくなりました。会見収録放送は中止といたします。
との発表が行われた。
この検察の「特別抗告」に対して『Twitter』上で弁護士の方々から異論が相次いでいる。
元検事の落合洋司弁護士 (@yjochi) は
「遠隔操作事件で、検察庁は特別抗告したのか。身柄で検察官が特別抗告というのは極めて異例だろう。聞いたことがない。」「遠隔操作の被告人は、保釈になって特別抗告までされて、今までにない超大物被告人、ということではある。が、特別抗告はやり過ぎだし、悪い前例にもなると思う。」
「特別抗告というのは、本来、憲法違反、判例違反といった理由がないとできないことで、そういう理由があるはずもない本件では、職権発動による原決定取消、 保釈却下を狙っていることになるが(そういう権限は最高裁にある)、検察官が、そこまで身柄にこだわるのはやり過ぎ、行き過ぎ。」
「昨年2月に逮捕、勾留して、起訴までに2か月近く、その後も現在まで勾留が続き(それも接見禁止付き)、検察官請求証拠が全部取り調べられて、保釈になったからと、まだなお特別抗告までする、身柄の必要性って何、ということだろう。身柄さえあれば有罪になると勘違いしているのでは。」
とツイート。
ブログでもこの件に関して言及している。
[刑事事件]PC遠隔操作:片山被告の保釈許可 東京高裁
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140304[リンク]
谷山智光弁護士(@taniyama)も
「今回の件で、検察官が特別抗告まで申し立てたのは異常だと思う。」
とツイート。また、吉峯耕平弁護士 (@kyoshimine)は
「は? 特別抗告? うそだろ?」「検察庁は、この裁判が、どれだけ「一般人」の注目をあつめているのか、分かっていないのだろうか? こんなところで特別抗告しても、保釈が取消になる可能性は低い。こんなことをしたら、検察庁への信頼が失墜しかねない。」
「まさか最高裁は、保釈を取り消したりしないと思う。いくらなんでも、ねぇ……。」
とツイートしている。その他にも、弁護士の方々がこの件に関して異論のツイートを行ってるようだ。
ネット上では、昨年国連で「(日本の刑事司法は)『中世』」とコメントされたという事例とこの件を絡めて揶揄し
「中世ジャップランド」
なる言葉が躍っているようである。
※画像は『niconico』より
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