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電子書籍配信サイトの老舗『電子書店パピレス』が独自開発した電子専用コミック『ReComic』。クリックなど手動でページをめくっていく従来型の電子書籍とは異なり、コマやセリフが自動で表示されることをウリに「ストーリー体感型感じる電子コミック」として2013年6月にリリースされましたが、このほどユーザーから寄せられた意見をもとにした改善を実施。サービス名を『コミックシアター』に変更して再スタートすることになり、佐藤秀峰さんの傑作医療マンガ『ブラックジャックによろしく』を使ったPR動画が配信されています。

次世代コミック「コミックシアター」PR - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kMgdgTd4Yho

『ブラックジャックによろしく』は2012年9月に著作権フリー化。二次創作のほかにキャンペーンサイトなどに使用される例もありますが、今回の動画では『コミックシアター』へと装いを新たにする経緯を、斉藤英二郎をはじめとする登場キャラクターの名シーンをパロディにして紹介しています。

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いかにも大学といった時計塔のコマで『ReComic』の開発を吹き出しで説明するオープニング。実際のパピレスは東池袋のありふれたオフィスビルにあるのですが、そこはご愛嬌。

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ひとつのコマをクリックするごとに、吹き出しやキャラが震える仕草などが表現される『ReComic』に、斉藤は「完璧だ!!」と自画自賛するのですが…。

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ユーザーからは「アニメーション的なのが中途半端」「動かなくていいから普通に読みたい」といった不評が続出。挙句には「作品がもったいない」「『ReComic』は失敗」とまで書かれてしまい、ショックで斉藤は号泣します。

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服部院長(部長?)の「やり直し」の一言で、根本部分からの大改修に取り組むことになった『ReComic』。主な改善点は次の通り。

1. 自動コマ送りの実装

2. 速度調節機能の実装

3. スマートフォンでの読み込み速度向上

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ユーザビリティの向上に努めた『ReComic』。これには服部院長も「いいね!」とご満悦。そして「なかったことにしよう」と名称変更を提案します。斉藤も満面の笑顔で同意して動画はフィナーレを迎えます。

「これでいいのか」という感がしなくもないですが、ともかく再スタートを切った『コミックシアター』。現在、『ブラックジャックによろしく』のほかにも、東屋めめさんの『リコーダーとランドセル』や、アトラス原作で沙垣長子さんが絵を担当している『デビルサバイバー2-Show Your Free Will-』、えのきづさんの『琴浦さん』、うずさんの『しばいぬ子さん』など8作品の1話が無料公開中です。

また、更なる改良を行うためにユーザー專門の窓口を設置し、『コミックシアター』への意見を募集。専任のプロモーターを常駐させて、実現可能なものは早期に反映させるとしており、並々ならぬ姿勢を見せています。今後も出版社の許諾を得た作品を順次配信するとのことなので、コンテンツをどれだけ充実させることができるか注目したいところです。

電子貸本Renta! - 感じる電子コミック「コミックシアター」配信中!
http://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/page/topics/n_release.htm

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