1988年に日本公開されたポール・バーホーベン版『ロボコップ』。それから26年の時を経て、新たな『ロボコップ』が3月14日に公開となる。
シルバーのメタルボディをたずさえて、ウィーン・ガシャ・ウィーン・ガシャ!といういかにもな機械音で歩くオリジナル版ロボコップはかつて我々を魅了したが、「新しいロボコップって実際どうなのよ!」とソワソワしている方も多くいると思う。
そして、このたび新ロボコップのヒントとなる新しい映像が解禁となった。それがこちら、新生ロボコップの目覚めの瞬間である。
解禁動画:https://www.youtube.com/watch?v=tquDFDjxNZw
美しい妻とダンスしている主人公・アレックス――しかしそれは夢のなかの話。彼が目を覚ますとそこは、完成した“ロボコップ”の最終チェックをしている無機質なラボだ。警官であったアレックスは事故で重症を負い、ロボットの体へと改造されていたのである。何も知らないアレックスの、目覚めの瞬間の困惑の表情がなんとも切ない。
今回の動画でお披露目したアレックスのスーツは、デザインこそかなりスタイリッシュではあるが、オリジナル版ロボコップを彷彿とさせるシルバーカラーだ。
これまで公開となっている画像ではクールな黒のスーツがお目見えしているが、今作のなかでも初期段階のスーツとしてシルバーのスーツが登場する模様。ちなみに、このスーツのデザインは『アイアンマン』シリーズなどを手掛けたレガシー・エフェクツ社によるもの。
出演はジョエル・キナマンのほか、ゲイリー・オールドマンやサミュエル・L・ジャクソン、マイケル・キートンという実力派俳優陣が脇を固めている。
また、監督のジョゼ・パリージャからは今作のドラマチックなストーリーを示唆するこんなコメントも届いた。
オムニコープは、アレックス・マーフィの脳をそのまま活かしておく。だから彼には感情も記憶も認知力もある。でも息子を抱きしめることも、妻とセックスすることもできないんだ。そして、オムニコープは、自分たちの製品の中に人間がいることを忘れてしまう。完全に自分たちがコントロールできるものを作り出したつもりでいたが、彼らが選んだのは、自分に与えられた新たな力を正義のために使う非常に意志の強い男だ。ロボコップでいるのは悪夢のようだが、本作は、そんな状態で自分は今後どう進んでいけばよいのか、という自身の存在に関する疑問に直面する男のドラマでもある。
どうやら新しい『ロボコップ』も、切なくも胸を打つ熱いドラマを期待できそうである。
映画『ロボコップ』は3月14日(金)より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。どうぞお楽しみに!
■『ロボコップ』公式サイト:http://www.robocop-movie.jp/
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