ゲーム制作集団NIGOROが2006年にリリースしたパソコン(PC)用フリーゲームを母体とした国産インディーズゲーム『LA-MULANA』。国内向けにWiiウェア版、PC版がインディーズゲームの配信プラットフォーム『PLAYISM』で配信され、その後世界最大のPCゲーム配信プラットフォーム『Steam』での配信という世界デビューを果たしました。この『LA-MULANA』の続編『LA-MULANA 2』が、本日からクラウドファンディングサービス『Kickstarter』で資金調達プロジェクトを開始。ユーザーコミュニティとの対話で開発を進めるNIGOROらしく、開発に参加できるなどユニークな特典の数々を用意しています。
『LA-MULANA』シリーズは、2Dの横スクロールアクションアドベンチャーを現在の技術で正統に進化させるコンセプトで開発されている2Dアクションゲーム。隠された謎を解き、モンスターを倒して遺跡の深部を目指すゲーム内容は、80年代レトロゲーム同様の遊びごたえが評価されてきました。『LA-MULANA 2』は、前作の主人公ルエミーザ・小杉の娘であるルミッサ・小杉が主人公となり、前作の5年後を舞台にストーリーが展開します。昨年の『東京ゲームショウ2013』でデモ版がプレイアブル出展され、ファンの注目を集めていました。
ゲーム内容については、前作を超える謎と仕掛けに富んだ遺跡Eg-Lanaに18以上のフィールド、9体のボス、40体以上の中ボス、70対以上のザコ敵、50曲以上の楽曲を用意していることが予告されています。ディレクターを務めるNIGOROの楢村匠氏が自ら『Kickstarter』プロジェクトと『LA-MULANA 2』について解説する動画が公開されており、体を張った壮大なロケ映像が楽しめます。
La-Mulana2 Kickstarter(YouTube)
http://youtu.be/b122e5DfNh8
『Kickstarter』では20万ドルを目標に開発資金を調達します。金額に応じて主人公ルミッサのコスチュームキーやサウンドトラック、設定資料集などの特典を用意しているほか、『LA-MULANA 2』の開発に参加できるという特典も。開発中のα版をプレイしてフィードバックできる権利、ゲーム中のトラップやボスの攻撃方法についてアイデアを提案できる権利など、開発の過程を一緒に楽しめるのが特徴です。
中には、自分の顔を遺跡の壁画として埋め込む権利や、ゲーム中に出てくる白骨死体として登場する権利など、自分自身がゲームに登場できる特典も。
目標を超える金額が集まった際のストレッチゴールとしては、「MacおよびLinux版」「携帯機への移植」「据え置き機への移植」「MODツール」といった気になる内容が。
募集期間は日本時間で2月23日の10時まで。『Kickstarter』の国内のゲーム開発プロジェクトでは、稲船敬二氏の新作『Mighty No.9』が目標の90万ドルを大幅に超える400万ドルの資金調達を実現し、すべてのストレッチゴールを達成した事例があります。インディーズから出発したNIGOROがどこまで資金を集められるか、プロジェクトの今後に期待しましょう。
La-Mulana2 Kickstarterプロジェクトページ
http://www.kickstarter.com/projects/playism/la-mulana-2
日本語サイト
http://newproject.nigoro.jp/kickstarter/
関連記事:
国産インディーズゲーム『LA-MULANA』がついに世界へ Steam版は4月16日に配信決定
http://getnews.jp/archives/306134
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