・オリンパス渾身のプレミアムなコンデジで描画は一眼カメラ並み・全域でF2.8という明るさを保持しながら300mm相当までズームできる
・オリンパスおなじみのFnボタンを中心としたカスタマイズ可能な操作系は健在
・暗部描画優秀
●チェックポイント
・レンズ明るさはどう?
全域F2.8と非常に使いやすい明るさ。F2.8通し300mmのレンズをカメラの言葉で通称サンニッパと呼ぶが、この『STYLUS 1』は“手のひらに乗るサンニッパ”としてリリースされた。
・画質はどう?
i.ZUIKO DIGITALレンズの描画は安定。さすがプレミアムクラスをうたうだけあり、エントリークラスの一眼カメラに勝るとも劣らない。また暗部もきっちりと描画しているのは非常に優秀。センサーサイズのハンデを感じさせない。
・重さはどう?
402gと、コンデジとしてはそれなりずっしりの重さ。コートのポケットに入れるとやや重みを感じる。女性のバッグに入るためには超えるべきハードルかもしれない。性能とのトレードオフとしてどう評価するかによるところだろう。
・起動時間やレスポンスはどう?
非常に速い。起動時間の数値は得られなかったが、撮りたいと思って電源を入れた直後にすぐ撮影に入れるだけの速さは確保されている。撮影時のレスポンスも非常に良いため、反応速度で不満を抱えることは無さそうだと感じた。
●さわってみて
まず、マクロ性能と高感度時の再現力が素晴らしいと感じた。加えて高倍率ズーム時の被写体ぶれが想像以上に軽減されたのも、個人的に感激したポイントのひとつだ。
また高機能だからと言ってレスポンスの悪さを感じることもなく非常に軽快に撮影できたことは特筆したい。
大型のカメラにはないコンデジの良さは、なんと言ってもその小ささゆえの機動性だろう。機動性を確保するには反応・操作性の良さが前提となってくる。
『STYLUS 1』は、そうした“当たり前”のことを踏まえた上で、画質やそのほかの性能などがひとつひとつ積み上げられた機種なのだろうと素直に思えた。
もちろん、画像のシェアやワイヤレス撮影など格段に進歩したWi-Fi機能や、大型電子ビューファインダーの見やすさ、カスタマイズ性の高さ、標準附属の自動開閉式レンズキャップの実用性とギミックの格好良さ、アートフィルターの豊富さなど、書き連ねたい部分はいくらでもあるのだが、今回は他に譲りたい。
実直な作りの『STYLUS 1』は実にオリンパスらしいカメラだと心底感じた。機会があれば、ぜひ手に取って感触を確かめていただきたい一台だ。
■関連記事
減塩効果とうまみアップで目からウロコのおいしさ! “乳和食”を作ってみた
松屋で客が七味入れを鼻の穴に突っ込んだ画像を『Twitter』にアップ 松屋は店舗を特定し謝罪
「何を言った」より「誰が言った」という社会(中部大学教授 武田邦彦)
「京都の雑煮は白い」「西京味噌は会社の名前」 この冬注目の白味噌トリビアあれこれ
漫画史上初!? 主人公とメガネっ娘ヒロインが“痔”と闘う 『KISS MY ASS』コミックス発売
コメント
コメントを書く