『燃えろ!プロ野球』(通称燃えプロ)というファミコンのゲームソフトをご存知の方も多いだろう。
ジャレコより1987年6月26日に発売された野球ゲームだが、いろいろなバグのせいもあり「クソゲー」扱いされてたりする。外国人選手はバントの操作でホームランを打ったりすることもあるので「バントホームラン」というネタでもおなじみだ。ヤクルトのホーナーなどは、同年の5月に来日して早々打ちまくって衝撃のデビューを飾っていたこともあり打率4割6分7厘、本塁打60本とかいうアホみたいな設定になっている。
1986年12月10日に発売されたナムコの『プロ野球ファミリースタジアム』(通称ファミスタ)が歴史に残る名作だったこともあり比較されるとアラが目立ってしまうのだが、発売当時のファミコン少年たちはそれなりに楽しく遊んでいたように思う。
そんな『燃えプロ』が『ヤフオク!』に392個まとめて出品されている。
商品説明には
懐かしのファミコンソフトJALECOの『燃えろ!!プロ野球』だけ392個の叩き売りです。如何せん燃えろプロ野球だけ392個もあると精神的に憂鬱になってきます…
中古ファミコンショップを経営していた知人に以前8万円を貸していたのですが、お店が潰れてしまいお金が返せなくなったので借金の肩代わりに譲り受けた物です。
当方もこんな物いらないと丁重にお断りをしたのですが知人も『今の俺にはこんな事ぐらいしか出来ないから本当にすまん、せめてこれぐらいは受け取ってくれ』と涙を流しながら渡されたので当方も断るに断れなくなり譲り受けた物です。
せめて貸したお金分だけでも返ってくればと思い出品します。
とある。開始価格は79800 円で送料は5200円だそうだ。
大量の『燃えプロ』と聞くと、往年の『悶えろ!!モエプロゲッターズ』という伝説のホームページが思い出される。
アホみたいに『燃えプロ』のカセットを収集し、数千本を積み上げてオブジェを作ったり風呂桶に『燃えプロ』のカセットを入れて「悶えフロ」とかネタをやっていたサイトである。現在はなくなっているがWebアーカイブ(http://web.archive.org/)で見ることが出来るので興味のある方はご覧になってみてはいかがだろう。
ちなみに『ヤフオク!』では12月6日に出品、12月13日の夜に終了となってるのだが、12月12日現在いまだに入札はない。果たしてどうなることやら……。
※画像は『ヤフオク!』より引用
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