イギリス・ロンドンの地下鉄・路線バスを運営するロンドン交通局は11月25日、おもちゃの落とし物500点以上を宗教団体「ザ・サルベーション・アーミー(救世軍)」のデプトフォード支部に寄贈したと発表しました。寄贈されたおもちゃは、恵まれない子どもたちのクリスマスプレゼントとして活用されます。
おもちゃの落とし物を寄贈する取り組みは今年で7回目。対象のおもちゃは交通局の遺失物取扱所で3カ月以上保管されていた、ぬいぐるみ、ボードゲーム、ラジコンなど。プレゼントは、救世軍とルイシャム・ロンドン特別区議会が分配について協議した後、南ロンドンの裕福ではない子どもたちに届けられる予定です。
遺失物取扱所の責任者は「落とし物の持ち主たちが現れなかったのは残念ですが、クリスマスにプレゼントをもらえないかもしれない多くの子どもたちを笑顔にするアイデアは心温まるものです。寄贈を通じ、取扱所の職員の努力に再び光が当たるのは素晴らしいことです」とコメントしました。
交通局の遺失物取扱所は、名探偵シャーロック・ホームズが暮らしていたことで知られるベイカー・ストリートにあります。1993年以来、落とし物の累計は1500万点以上にのぼるとのこと。これからの時期はクリスマスに向けた出費が増えることもあり、財布、あるいは買ったばかりのプレゼントを落としてしまわないように注意を呼びかけているようです。
画像: flicker from Yahoo!より
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