『タクシードライバー』『グッドフェローズ』といった名作を世に送り出し、ハリウッドの黄金コンビと謳われた巨匠マーティン・スコセッシと名優ロバート・デ・ニーロ。そして、『レオン』『グラン・ブルー』で知られるヒットメーカー、リュック・ベッソン監督。この豪華すぎる3人が初のコラボを果たし、かつて誰も観たことのない“ファミリー”を主人公に、奇想天外なスリルとユーモアで魅せる痛快エンターテインメント『マラヴィータ』が、11月15日(金)より公開されます。
フランス・ノルマンディー地方の片田舎に引っ越してきたブレイク一家は、一見ごく普通のアメリカ人ですが、主のフレッドは泣く子も黙る元マフィアのボス。家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗ってフランス各地の隠れ家を転々としている……というストーリーです。
そんなワケあり一家のお目付役、FBI捜査官スタンスフィールドを演じたトミー・リー・ジョーンズのインタビューがこの度公開。旧友であるリュック・ベッソン監督への熱い信頼、初共演となるロバート・デ・ニーロへの深い敬意、さらには役柄に関する独自の考えまで告白するなど、シリアスからコミカルまで多彩な表情で演じ分ける名優トミー・リー・ジョーンズが、本作にかけた想いの強さを感じさせる内容となっています。
――物語について。
マフィアの家族を扱った映画なんだ。家族はフランスで証人保護プログラムに入っている。フランスの社会になじもうとする家族の試み自体が、ドラマとコメディを生み出す。
――キャラクターについて。
彼は、証人保護プログラムに入ったこの家族を守り、監視するお目付け役だ。このFBI捜査官の仕事は、彼らがフランスに溶け込み、メディアやいかなる公的な情報網にも露出しないよう、彼らを隠しておくことなんだ。
――以前の役とこの役との類似性について。
どの役も違うことを願っている。確かに以前僕は法の執行官を演じた。その何人かはネクタイをしていた。でも何度も同じことを繰り返すより、それぞれの映画を独立した企業として考えることに関心がある。繰り返しはしたくない。批評家の何人かは、自分たちの考えを押し付けるために、役の類似性を探すかもしれないがね。
――リュック・ベッソン監督との仕事について。
儀式を楽しむ監督もいる。「照明、カメラ、アクション!シーン248、Aカメ、マーク、(手を叩いて)OK,アクション!」。あれには気が散る。リュックはそんなことに煩わされない。彼はただ「OK,行こう」とだけ言う。そしてカチンコを最後に入れる。いわゆる“尻ボールド”だ。それが物事をとてもスムーズに運ぶし、僕にはありがたい。スムーズにさせるためにリュックが監督としてすることはほかにもたくさんある。大きな利益があると思うし、エネルギーも時間も無駄にしない。照明が速いし、上手いし、たくさんの自然光を使う。仰々しく騒ぎ立てたりしないんだ。
――俳優ロバート・デ・ニーロとの共演について。
何よりもロバート・デ・ニーロとの共演にワクワクする。彼が始めた時から、彼の仕事を尊敬してきた。だから全プロセスに心が浮き立つよ。
(C)EUROPACORP- TF1 FILMS PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS Photo : Jessica Forde
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