メッセージやスタンプを受信して「わあっ」と歓声をあげる参加者たち。いずれも60代以上のシニア層で、初めて触れるスマートフォンを手に『LINE』の操作を楽しんでいます。若者を中心に普及する『LINE』ですが、メールより手軽で子供や孫とすぐにつながれることからシニア層からも注目されているそうです。実際にはどのように関心がもたれているのでしょうか。東京・有楽町のドコモスマートフォンラウンジ東京で開催されたシニア向けのスマートフォン電話教室で、シニアの皆さんがスマートフォンを楽しむ様子を取材してきました。
なお、ドコモではスマートフォンやタブレットが登場する以前から、シニア向けに“電話教室”を全国のドコモショップで開催。2012年度には全国でのべ75万人以上が参加したとのこと。現在はスマートフォンの基本操作やアプリの活用をレクチャーする内容で“スマートフォン電話教室”を開催しています。
今回取材した教室は、ニッポン放送のラジオ番組『イルカのミュージックハーモニー』とのタイアップによるもので、定員20名の席が満席に。パーソナリティを務めるイルカさんとアナウンサーのくり万太郎(くりまん)さんがゲストに登場、くりまんさんはそのまま生徒として教室に参加しました。
参加者には8月16日に発売された『らくらくスマートフォン 2』が貸し出され、富士通から参加した講師がスマートフォンの概要や『らくらくスマートフォン 2』の特徴を解説。大きく見やすい画面と文字、登録した連絡先にすぐ電話できるワンタッチダイヤル、振動するパネルでボタンをしっかり押すことにより動作する操作感などの特徴が説明されました。
続いて実践編に。電話をかける、写真を撮る、インターネットに接続する、検索するといった基本操作から、音声エージェントアプリ『しゃべってコンシェル』、IPサイマルラジオアプリ『radiko』といったアプリを試していきます。
最後は『LINE』の体験。「家族とつながるコミュニケーションツール」として紹介され、参加者には今後発売される『LINE』をプリインストールした『らくらくスマートフォン プレミアム』が手渡されました。
あらかじめ用意されたトークルームで、参加者がチャットを開始。スタンプの使い方も案内されると、参加者からは歓声があがり、この日一番の盛り上がりを見せました。やはりビジュアルの分かりやすさとインパクトが、シニア層にも関心を持って受け入れられたようです。
教室終了後、参加者の方に感想を聞いてみました。
「分かりやすくて楽しかった。スマートフォンはすぐに購入したい。自宅はラジオの電波が入りにくく、『radiko』がはっきり聞こえるのでよかった」
「ドキドキして楽しかったです。『LINE』が一番楽しかった」
「楽しかった。写真がきれいに撮れたのが印象に残っています」
と、皆さんスマートフォンに親しみを持った様子でした。もうすぐ敬老の日。おじいちゃん、おばあちゃんやご両親にスマートフォンに触れる機会を教えてあげて、SNSや『LINE』でつながってみるのもよい孝行になるかもしれませんよ。
電話教室(スマートフォン・らくらくホン)
http://www.nttdocomo.co.jp/support/shop/service/denwa/
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