9月10日、共同通信が下記のニュースを報じた。
日韓、五輪成功へ全面協力 18年冬季と20年夏季【ブエノスアイレス共同】日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長と韓国オリンピック委員会(KOC)の金正幸会長は9日、ブエノスアイレスで会談し、韓国で開催される2018年平昌冬季五輪と20年東京夏季五輪の成功に向け、全面的に協力することで合意した。
日韓関係が冷え込む中、東京の五輪招致成功を機に新たな動きが生まれる可能性もある。両者は選手の交流も促進させる。
竹田会長は「両国の関係がしっくりいっていないときでも、スポーツは互いの理解を深めることに貢献できる」と述べた。
(47News)
これに対し、ネットユーザーはすさまじい反発を見せているようだ。
『2ちゃんねる』や『Twitter』などでは、
「平昌のお金を日本に負担させようってことでしょ」
「招致の妨害工作をしていて何を言う」
といったような意見や、竹田会長への非難が相次いでいる。
特に、開催地決定直前に韓国が日本の海産物輸入禁止を決めたことに対しての反発は根強い。それ故、日本オリンピック委員会や共同通信、東京都庁や文科省に抗議、もしくは問い合わせようという動きが活発になっているようだ。
一方、韓国の聯合ニュースでの記事は若干ニュアンスが違う模様である。
韓日がスポーツ協力強化へ 平昌・東京五輪成功に向け金会長は、韓国で開かれる2018年平昌冬季五輪と20年東京夏季五輪の成功に向け全面的に協力し、五輪精神による平和と和解を実現しようと提案した。
ただ、金会長は東京五輪開催決定後に東京などで行われた「反韓・嫌韓デモ」に遺憾を表明し、これによって両国関係に支障が出たり五輪精神が傷つくことのないよう日本側の配慮を求めた。
これについて竹田会長は、両国は政治的に難しい局面に置かれているが、両国のオリンピック委員会が協力し、政治、経済などの分野に活力を呼び込めるよう努力すると述べたとKOC側が伝えた。
(http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/09/10/0200000000AJP20130910001400882.HTML)
とあり、「全面的に協力することで合意した」という冒頭の記事は共同通信の飛ばしではないのか? という意見も見られるようである。
ネットでは、かねてより平昌で冬季五輪を開催することは可能なのか?と訝(いぶか)しむ声があがっており、今回の「全面協力」の報道への反発に拍車をかけたものと思われる。
※画像は『共同通信』のサイトより引用
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