2013年8月2日9時45分頃より中央合同庁舎第4号館で開かれた稲田朋美内閣府特命担当大臣の記者会見で、担当の再チャレンジ政策に関する質問をすることができました。ここではその部分を抜粋して紹介します。
※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。
※参考 稲田朋美内閣府特命担当大臣 閣議後定例記者会見(8月2日) ‐ ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/1375427294 [リンク]
●再チャレンジ関連の質問(抜粋)
ふじいりょう:再チャレンジに関してお尋ねしいと思います。6月25日に懇談会を開催されて、経験談などをヒアリングされる機会があったと思います。今後もこのような機会を続けていく予定があるのかどうかというところと、もう一つ、現状でも文科省や厚労省、各自治体で支援の取り組みをされていますが、必ずしも認知されているとはいえない状況だと思いますので、PRなど今後どのような施策があるべきか、お考えを頂ければと思います。
稲田大臣:再チャレンジに関しては、第一次安倍内閣から総理自身が非常に思い入れというか、日本が一回失敗したり一回やめたりした人に対して、もっと社会全体でがんばろうとしている人を支援すべきであるというお考えであります。そして当初は若者と女性の活躍フォーラムという切り口で、再チャレンジ担当大臣としても、若者の問題について就職支援ですとか、ニート・フリーター対策ですとか、そういう切り口でフォーラムを開催して、また地方でもシンポジウムを開いたり等して、政策等、提言等まとめてきたところですが。
若者、女性に限らずですね、社会一般としての再チャレンジの支援、そして今おっしゃったような国民全体の意識を高揚するということは非常に重要なことだと思いますので、今具体的にこの間もった会議をもう一度持つかどうかというところまでは決まっておりませんけれども、前回も非常に活発なご議論がありましたし、来て頂いた方々もまだお話ししたいことがあるということも伺っていますので、継続ということも考えられるのではないかと思います。
●麻生発言、靖国神社参拝…。慎重な発言に終始
この日は、麻生太郎副総理がシンポジウムで「ヒトラーは選挙で選ばれた。ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」との発言を撤回した件についての質問が上がりましたが、「報道で承知をしている。政府としては官房長官のおっしゃっている通りで、一大臣としてのコメントは差し控えたい」と述べ、憲法改正への影響についても「改正は自民党結党以来の課題なので、きちんと議論すべき」と語るに留まりました。
また、靖国神社の参拝については、「自分の国のために尽くした人への感謝や敬意、追悼の意を表すること自体は主権国家として許されるべきことであると思っております。靖国参拝に関しては国民一人ひとりの心の問題でもあると思っておりますので、安倍内閣に一員として適切に判断して行動していきたいと考えています」とこれまでの発言を繰り返しつつ、明確な日時への言及を避けています。
弁護士出身ということもあり、普段から慎重に発言する傾向が目立つ稲田大臣。取材する側からすると手強い相手でもあるので、今後も担当政策についての知見を深めて対していきたいと考えています。
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