投手として通算200勝利以上または通算250セーブ以上、打者として通算2000安打以上を記録した選手による『日本プロ野球名球会』、通称・名球会。
2003年に規約が改訂され、日本プロ野球(NPB)の記録のみならず「メジャーリーグ(MLB)での成績も合算される」ことになった。これにより、野茂英雄やイチロー氏、松井秀喜氏、松井稼頭央氏も資格をもつ。「ただし、日本プロ野球での記録をスタート地点とする」とされている。
メジャーリーグでキャリアをスタートさせ、2000本安打以上を記録した選手は読売ジャイアンツで活躍したクロマティ氏他数人いるようだが、それらの選手は名球会の入会資格はない。また、NPB史上初の2000本安打を達成した川上哲治氏や、200勝以上した投手の幾人かは大正生まれのため会員ではない。いずれにせよ名球会はNPBが設立した公的なものではなく、400勝投手のカネやんこと金田正一氏が中心となり設立した私的な会であり、一時はカネやんによる私物化が雑誌にとりあげられたりもしていた。
そして、今年は現在横浜DeNAベイスターズに所属するアレックス・ラミレス氏が名球会の会員となったことが報じられた。ラミレス氏はMLB時代に86安打を記録しているが、その後日本のNPBで2000本安打を記録したことにより名球会入りしている。
そして、現在ネットを中心に一部プロ野球ファンの間で話題になっているのが、元広島東洋カープの選手で現在シカゴ・カブスで活躍しているアルフォンソ・ソリアーノ氏である。
カープの所有するドミニカの野球スクールからカープに入団し1997年に2安打を記録。その後、年俸が折り合わなかったため退団、紆余曲折ありMLBのニューヨークヤンキース入りする。その後数球団を渡り歩き、昨年の2012年終了時でMLBで1897安打を記録している。そして、7月15日の段階で89安打、MLB通算1986安打。NPBの2安打を加えると1988安打で、あと12安打で日米通算2000安打なのである。
ちなみに、今年日米通算2000本安打を達成し名球会入りした中村紀洋氏もMLBで5安打を記録しており、NPB 1995本、MLB5本で2000本というアンバランスさが一部で話題になった。
落合博満氏は名球会の入会を辞退したことで知られている(ノムさんが愚痴っていましたが)。果たしてソリアーノ氏は? そもそも、名球会は彼に入会の誘いをおこなうのかどうか、一部のプロ野球ファンは注目しているようである。
※画像は『日本プロ野球名球会公式ホームページ』(http://meikyu-kai.org/)より引用
■関連記事
剛力彩芽さんデビュー曲がレコチョクランキング1位! Mステで生歌を披露し大反響、複雑な歌詞も話題に
韓国を支援した67か国一覧に日本がない? 韓国ネットユーザー「当然だろ」「日本に助けられてない」→真実は……
中国のテレビ番組が『進撃の巨人』を丸パクリ 音楽はそのまま流用?