今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■バットマンの思い出
子供の頃、ドラマのバットマンをテレビで放送していたように思う。アメリカの作品の吹き替え。たぶんバイオニック・ジェミーとかの時間帯にやってたのではなかろうか。時期的にはバットマンの方が古かったような。
バットマンの基本的なストーリーって、悪人が犯罪を犯そうとする。バットマンがそれに気づいて調査開始。しかし悪人はそれを予見していて「まんまと罠にかかったな」と、バットマンを閉じ込めて絶体絶命のピンチに。そこからバットマンがどう切り抜けるかが毎回の見どころだったような。
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あるときはバットマンを氷の檻に閉じ込めてしまう。冷静に考えてみるとこれってかなり手間がかかるんじゃないかと思うのだけど(いつもシーンが変わるとすでに閉じ込められている状態だったような)、とにかく悪人は勝ち誇り「お前の命もあと僅かだ」と言って、去ってしまう。この「バットマンが死ぬところを確認しない」のがポイント(笑)。
バットマンは小型バーナーを取り出す。よくわからないがバットマンのベルトからはいろんな物が出てくる。ところが密閉された空間(氷の檻の内側)で、バーナーを使ったものだから、急激に酸素が減少。バットマンはもっとピンチになってしまう。この辺りで次回に続く、みたいな感じだったような。
で、次の回では小型酸素ボンベをベルトから取り出して、一息つく。しかしこのボンベは短時間しか持たない。その間になんとかしないと。
よく見るとバーナーで融かそうとした部分の氷は、かなり薄くなっていることがわかる。これならバットブーメラン(だったか?)で壊せそうだ、といいい、ブーメランの柄の部分で何度かガシガシやって、ようやく脱出。
こうやって2段階に分けると、リアリティが増すよね。「バーナーを取り出して氷を溶かしました」とか、「ガシガシ叩いて氷を割りました」じゃ、当たり前すぎていくらなんでも子供でもしらけてしまう。それが2段階にした途端、「おお、さすがバットマン!」となる。
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もう一つのエピソードは、ガラスの檻に閉じ込め、上から水滴を落とし続けるというもの。水滴の音が内部に反響し、これを続けるとバットマンの脳細胞が破壊されるのだという。なんか北斗の拳にも似たようなシーンが出てきたような気がする。
で、例によって悪人は勝ち誇って去っていく(笑)。するとバットマンは、ガラスは特定の周波数の音波に弱い。このガラスならこの波長だ、といって大声で叫びだす。「イーーーー」みたいな感じだったと思う。何度か繰り返すと、そのうちガラスがパリンと破れて脱出成功。そんなコトするよりも手で叩いて割った方が早い気がするのだが…。
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でも子供の頃はホント楽しかった。なんか科学と知恵でピンチから脱出する。水滴で脳細胞を破壊するという部分は、子供心に?と思ったけれど、音波でガラスを破壊するところなんて、大感動。家の窓カラスを見て、このガラスだって割れるはず…とかニヤニヤ空想したりした(笑)。
こういう「出来そうで出来ないこと」が、子供にとっては一番面白くて、想像力を発達させるのだと思うのだよね。でもいつの頃からか「子供が真似する・真似できる」ものは、テレビではタブーになってしまった。
仮面ライダーごっこをして、塀から飛び降りて骨折する子供が問題になった頃ぐらいからだろうか。番組でも「良い子は危険な真似はやめようね」とか注意が追加されていったように思う。
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いまの仮面ライダーとかって、もう格闘をしないよね。なんかよくわからない武器で光線を撃ちながら戦ってる。これじゃウルトラマンと同じ。
最近の子供は元気が無いとか独創力がないとか批判しているけれど、そうしたのは親たちだろう。
「BATMANバットマン「ペンギンのバットマン空中大サーカス」」 『YouTube』
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=5Xc3PSGSEI4
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年07月08日時点のものです。
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