実業家の家入一真さんが、自身が代表取締役を務めるハイパーインターネッツのサービス『CAMPFIRE』でクラウドファンディングを行っているゲームクリエーターに対し「ロートルは大人しくしてろよ」と発言、波紋を呼んでいる。
ことの発端となった、『みんなでつくる!インディーズゲーム「モンケン」制作プロジェクト』によれば、
メディアコンテンツ研究家、黒川文雄によるオーガナイズによって、飯田和敏(ゲーム作家。『アクアノートの休日』『巨人のドシン』など)、納口龍司(アートディレクター。『チュウリップ』『牧場物語 わくわくアニマルマーチ』など)、中村隆之(サウンドデザイナー。『バーチャファイター』『LUMINES』など)が集まりました。プロジェクトメンバーはゲーム業界の第一線で活躍していますが、『モンケン』はインディーズ(自主制作)としてゲームの企画、制作から頒布までを自らの手で行おうとしています。ぜひこのプロジェクトに加わり、ゲーム制作の楽しさと少しの(?)苦労を体験してみませんか?
ということでゲームクリエーターなど数人が集まり『モンケン』というゲーム作りの資金を募っていた。
このクラウドファンディングが始動する前に上記のオーガナイザーの黒川文雄さんと家入さんが会い意気投合。しかし家入さんは「なんでも協力する!」と言ってたがとくに何もせず音信不通となったという。6月1日には、黒川さんが「プロモーションとかもっと協力してくれると思っていたのに。残念」といった不満などを多数ツイート。
それらを受けて、プロジェクトメンバーの一人である飯田和敏さんは、
んー、それにしても家入一馬さんは業が深いね。家入カルマ! 黒川さんの突然の心情吐露は正直意外だった。めったに弱音を吐かないもんなー。 いよいよ正念場を迎えて、つい漏れちゃったんだろう。気持ちはわかる。ぶっちゃけクラウドファンディングはキツイわ!
とツイートするなどしていた。
その後、6月9日に飯田さんは
これは家入一真さんとモンケンのまとめサイトの衝撃で思わず作っていたうた。@iidakazutoshi: 「カルマpop」‘moken01rap’ by Takayuki Nakamurahttps://t.co/Z59eVWf64T
とツイートし歌をアップ。
家入さんはそれに対し「あまりのセンスの無さに、聴いてて糞恥ずかしくなって死にたくなりました」と返信ツイートを行う。そして
てかさ、古き良きゲーム業界の思い出やかつての栄光を胸に抱いておっさん共が張り切るのは勝手だけどさ、こちらを巻き込んでくれるなよ糞面倒臭い。ロートルは大人しくしてろよ。クリエイターならクリエイティブで戦えよ。家入がどうこうで喜び勇むんじゃなくてさ。まじで僕に絡む人間全てみんな糞面倒臭い。家入があれやってくれないこれやってくれない、なんてブチブチ陰口叩いても何も前に進まないだろ。クリエイターを名乗る人間が他人に依存してんじゃないよ。己の信じるものを作り続けろよ。
家入は信用おけない、家入は約束しても返事がこない、家入の関わるサービスは駄目だ、なんてブツブツ言うだけの人間はお願いだから一生僕に絡まないでくれ 糞面倒臭い。恩着せがましいだけの小物は頼むから自分の世界の中でだけで生きてくれ。僕の方から絡むことは一切無いからさ。
恩着せがましいだけの人間の恩や義理は、足手まといになる事はあっても、プラスになることは絶対に無い。
とツイートを続けた。
この一連の騒動を受け、ニコニコ動画でおなじみドワンゴの川上会長ではないかと言われている“かわんご”さんは6月11日に『Twitter』で
いまだ現役バリバリの一流ゲームクリエイターを、すでに終わった三流IT起業家がロートル呼ばわりする不思議。
とバッサリ。プロジェクトは先日めでたく目標金額を達成したようであるが、なんともスッキリしない騒動となったようである。
※画像は『Twitter』より引用
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