女性社員に聞いても「ああ、最近多いよね!」と複数の証言。
そこで何の気なしに調べてきたら、予想外に多くの数が出てきた『森永ミルクキャラメル』関連の商品。そこで、今回は森永の『ミルクキャラメル』関連商品を“全部”集めてみることにした。
■なんでこんなに『森永ミルクキャラメル』か?
『森永ミルクキャラメル』の発売は100年前の1913年(明治45年/大正元年)。そう、『ミルクキャラメル』は今年で100周年だったのだ。
変わらぬパッケージには、「滋養豊富・風味絶佳」(じようほうふ・ふうみぜっか)の文言。発売された当時に、栄養価と風味の良さが必要とされていたのだなあ、ということがうかがい知れる。
ちなみに『ミルクキャラメル』、もともとは『キャラメル』という商品名であった。現在の商品名になったのは1913年(大正2年)6月10日。よってこの6月10日は「ミルクキャラメルの日」として日本記念日協会に認定されている。
以下、実際に入手した商品を列挙していきたいと思う。結構あるぞ。
●『ミルクキャラメル』~まさに原点
良質の原料をじっくり煮詰めて作る伝統の味。ほどよい甘さとミルクの優しい味で小腹と心を満たしてくれるキャラメル。
言うまでもない森永の原点的な商品の一つ。上質な砂糖とミルクの味わいは変わることなく、安心感すら与えてくれる味わいだ。
●『ミルクキャラメル袋』~小分けタイプでみんなと分け合える
伝統の味が小分けタイプに。みんなと分け合えるのも魅力。
『ミルクキャラメル』が小分けタイプになって登場。四角い黄色い箱もかわいいけど、袋になっているので旅行やちょっとしたお出かけに周りの人に配れるのは心憎い。
●『あずきキャラメル』~あんの美味さが融合
国産ミルク100%使用。十勝産あずきのあんを使った、上品で風味豊かな味わい。
食べた瞬間の、想像以上のあずきの香りと味わいは、厳選された素材ならでは。しっかりとした小豆の上品な甘みを楽しみたい人におススメ。
●『ヨーグルトキャラメル』~今までになかった、さわやかなヨーグルト味
ほどよい甘さとさわやかな風味のヨーグルト味。ヨーグルトをイメージさせる、爽やかな水色のパッケージ。
ヨーグルト風味が新鮮。甘さは本家のミルクキャラメルに比べると若干控えめ。スッキリとした後味は多くの人に好まれそう。
●『森永ファッジ』~これまでになかった新しい食感のキャラメル
森永ミルクキャラメルからの新提案として登場。さく・ほろ食感が特徴の歯につかないキャラメル。欧米では、一般的に食べられているファッジを日本人向けにアレンジして新発売。
「サクッと噛めてほろほろ崩れるように口溶ける」という言葉通りの新たな食感。くっついたりすることなく食べられるので、キャラメルファンの心をわしづかむニューフェイスと言えそう。口当たりが良すぎて、つい、口に運んでしまう。
●『森永ミルクキャラメルクッキー』~バランスが素晴らしいクッキーとクリーム
『森永ミルクキャラメル』の味わいをイメージしたクッキー。さっくり軽いクッキーのセンターにキャラメルクリーム入り。
キャラメル風味の生地の中に、キャラメルクリームが入っていると聞いて甘そうな印象があったものの、キャラメルクリームはミルクの風味が豊か。サクサクのクッキーとクリームは甘すぎることなく、トータルのバランスが絶妙。
●『森永ミルクキャラメルケーキ』~溶けそうに柔らかい上品なケーキ
『森永ミルクキャラメル』の味わいをイメージした半生ケーキ。ふんわりしっとりのケーキにミルクチョコレートをデコレーション。
想像以上に柔らかいケーキ部分。そっと口に運ぶと、ミルクチョコレートとクリームはあっという間にケーキと混じりあいながら溶けていってしまう。キャラメル風味を口の中に残しながら、溶けていく上品な仕上がり。
●『小枝<ミルクキャラメル>』~もう一つの定番と伝統が見事にコラボ
『森永ミルクキャラメル』の濃いミルク感とやさしいカラメル感を再現した『小枝』。具材にハードビスケットを使い、バター感が良く感じられる味わい。
今までの『小枝』にありそうでなかった味わい。キャラメルの味のみならず、香ばしいカラメルとバターの香りが、チョコレートの味を引き立たせている。有名商品同士のコラボでありながら、両方の特徴を引き出した逸品。
●『ミルクキャラメル ホットケーキミックス』~混ぜて焼くだけで実現するまさかの美味しさ
『ミルクキャラメル』風味の生地に、ミルクキャラメルチョコチップ入り。 『ミルクキャラメル』の香りと味わいがたっぷり楽しめるホットケーキ。
キャラメル風味が香ばしい生地に、アクセントとして入ったチョコチップは実に計算された配合。焼き上がったホットケーキにじんわりと溶けたチョコチップが、キャラメルの香りを引き立たせてくれる。甘さは控えめなので、シロップやバターとの相性もバツグン。
●『牛乳で飲むココア ミルクキャラメル味』~牛乳に良く合う濃厚なキャラメルとココア
キャラメルパウダーを使い、『森永ミルクキャラメル』の濃厚な味を表現。
口に入れた瞬間、ココアの風味とキャラメルの風味が順番に駆け抜けていく。牛乳にもさっと溶け、飲みたい時に気軽に飲めるので、お子さんのいる家庭にも喜ばれそう。
●『森永ミルクキャラメル アイス』~食感のコントラストとキャラメル風味が素晴らしい
「森永ミルクキャラメル」味のアイスクリームをビスケットと合わせ、ミルクキャラメルチョコでコーティングしたデザートアイス。ビスケットに全粒粉を入れ、うまみやザクザク食感をアップ。
ビスケットとアイス、ミルクキャラメルチョコの異なる食感や風味を楽しんでいるうちに、気づけば完食。アイス好きのみならずこれは夢中になってしまう贅沢な取り合わせ。満足感が高い。
●『ピノ ミルクキャラメル味』~ついつい手が伸びるあのアイスにキャラメルが
『森永ミルクキャラメル』と森永乳業のロングセラー『ピノ』がコラボレーションした限定商品。※発売は森永乳業
チョコレートコーティングやアイス部分にも贅沢にキャラメルが使われ、開封時の風味が素晴らしい。口に運んでも、ひんやりとした冷気につつまれた滑らかなキャラメルアイスがなだれ込んでくる。
●『森永ミルクキャラメルドリンク』~コクと甘さが見事な取り合わせの「飲むキャラメル」
『森永ミルクキャラメル』お馴染みの味わいがそのままのドリンク。キャラメルのやさしい甘さとミルクのコクの絶妙な組み合わせ。※発売は森永乳業
キャラメルの甘さがコク深いものの、甘さはそこまで強くないので、後味は極めてスッキリ。ミルクとキャラメルの溶け合う感触を少しずつ確かめながら、ゆっくりと飲みたい。
以上、今回集まったのは、これら合計12種類。
試食してみて感じたのは、どれもこれも『ミルクキャラメル』の味わいをうまく生かした、正しく新しいのコラボレーションなのだなあ、という事。
100年経っても記憶に残る味というのはなかなか無いだろう。
『ミルクキャラメル』はこれからも販売され続けるだろうが、これらの記念商品は限定販売のものも含まれている。気になる商品を見かけたら、今のうちに試してみることをおススメする。
森永ミルクキャラメル
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