●調理時間
炊く前5分 炊けたら1分40秒
●材料
米 1合
くるみ 適量(お刺身のしょうゆ皿に入れています)
なめたけ
味の素
しょうゆ
塩
●作りかた
【1】お米をとぎます。お塩をひとつまみ、おまじない程度いれます。 おしょうゆを加え、味の素をひと振りして炊きます。
【2】炊けたら味を見ながら、なめたけでチューニングしていきます。
カレースプーン二杯ぐらいのっけてみました。結果的に大正解。
●くるみご飯のお話
最近、「味の素」が好きです。
この夏はタイに、秋の終わりは上海にチャーハンを食べにいって来ました。
食の都のバンコクもタイも、店には必ず「味の素」があります。
まるで誇らしげにあるのです。店先に「味の素」のロゴのはいった業務用袋をどーんと置いています。彼の地では、「味の素」はまるで文化の使者のようです。
なんとなく、化学調味料を使うことに対する罪悪感を持っていたわたしには、軽いカルチャーショックでした。
それで、思い出したのですけれど、昭和30年代の暮しの手帖のレシピブックも、江上トミさんのご本にも、堂々と「味の素」だったり「いの一番」だったり、化学調味料が調味料として掲載されているのです。
「味の素」は使っていいんだ。
たしかに、「味の素」には欠点があります。
例えばお塩なら、たくさん使いすぎると塩っ辛くて食べられないお料理ができあがります。
でも、「味の素」は、たくさん使って「濃度」が濃すぎても、味覚がそれ以上認知しないようになっているのです。
だから、少しづつ少しづつつふりかけています。
あたりまえのことなのですけど、「味の素」を使うと、簡単に味がまとまります。そしてどこか懐かしい雰囲気のごはんになってくれます。
これまではくるみご飯を、鰹節のだしをとって炊いていました。「味の素」で一手間省くことができました。
くるみは油が多いので、なんとなくふっくら、もっちり炊きあがります。
お正月にお餅が余ったら、少しだけ刻んで、お米に載せて炊くと、まるでおこわのような食感になります。
◯ごちそうさまでした。
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