今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
■天皇陛下と円高(中部大学教授 武田邦彦)
戦後しばらくして、それまで1ドル360円だった円ドルが、一気に240円ほどに急に円高になりました。これは一大事!ということで時の水田大蔵大臣が昭和天皇の所に急行し、「陛下、大変な円高になりました。これは日本の危機です」と言った。
昭和天皇は「そうか。日本人の価値が上がったと言うことだね。問題があるのか」と言われたという。水田大臣は答えることもできず、冷や汗をかきながら退出したとされている。
その後、さらにもう一度、円高があり120円になった。そうしたら日本に入る輸入品が3分の1の価格になり、日本人はお金持ちになり、日本の産業は大いに栄えた。
利権団体を背後にしている大臣と、日本国全体を見ておられた陛下の大きな差が現れた一場面だった。今では利権サイドの放送を続けるNHKに全国民がすっかり洗脳されてしまった。
執筆: この記事は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年05月14日時点のものです。
■関連記事
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。