●『母さん助けて詐欺』に決定!
警視庁は5月12日、『振り込め詐欺』に代わる名称として『母さん助けて詐欺』を最優秀賞に選んだと発表しました。
最近の『振り込め詐欺』は手渡しで現金を受け取る手口が多く、銀行振込を連想させる『振り込め』という名称と実態が合っていないとして、新たな名称を募集していました。
今回、約1万4000点の応募があり、『ニセ電話詐欺』と『親心利用詐欺』が優秀賞に選ばれたそうです。
ところが、今回のこのニュースで、注目を浴びたのは受賞しなかったその他の候補作でした。
なんでも、そのセンスが異常だったと、話題になっているのです。
●まさに玉石混交
ほかの応募作として『なりすまし詐欺』、『パニック詐欺』、『だましTEL詐欺』など、なるほどと膝を打つような名称のものもありましたが、結構ユニークと言いますかユーモラスと言いますか、常識を疑うと言いますか、そういった作品もあったようです。
●ざっと紹介すると
・おサギとピーポ・青いうサギ
・AKB(あんた金ぶっこみなよ)詐欺
・MT(まさかの展開)詐欺
・ふりーこみゅこみゅ
など。
若い人はご存じないでしょうが、『青いうサギ』というのは酒井法子さんの昔の歌である『碧いうさぎ』をもじったものでしょうかね。ネーミングセンスは嫌いではありませんが、良識は疑いたいです。
『おサギとピーポ』、『AKB詐欺』、『ふりーこみゅこみゅ』は本人やファンから訴えられかねない、なかなか危険な名前ですよね。
こうやって並べてみると、実にカオスです。
●それにしても『母さん助けて』というのは……
これに対し、ネットでも毀誉褒貶(きようほうへん)が飛び交っておりました。
中には
それってどこかの民主党の元・総理の手口じゃねぇか
という意見や
これもこれでわかりづらい。ただでさえ(自分のような)高齢ニートは存在が「母さん助けて」なのに……。
という意見も。
総じて、新名称に否定的な意見が散見されました。
果たして、この名称、根付くのでしょうか。
画像はhttp://www.keishicho.metro.tokyo.jp/han_furikome/2_kakunin.htmより引用
※この記事はガジェ通ウェブライターの「写楽斎ジョニー」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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