2013年5月7日9時50分頃より中央合同庁舎第4号館で開かれた稲田朋美内閣府特命担当大臣の記者会見に出席できました。2013年4月30日のクールジャパン推進会議に関連した質問をすることができましたので、その部分を抜粋して紹介します。
※参考 秋元康氏「日本を発信するプロデューサーが必要」 第三回クールジャパン推進会議ハイライト(2013年4月30日)
http://getnews.jp/archives/332147
●クールジャパン関連の質疑応答(抜粋)
――4月30日のクールジャパン推進会議に関連してお聞きします。私も傍聴させて頂いたのですけれども、角川(歴彦・角川グループホールディングス)会長よりクリエーターの就労関連の言及があったかと思います。ポップカルチャー分科会でも特にアニメーター・漫画家の就労環境の悪さというところも議題になったと思うのですけれども、それを大臣の方でどのように提言に盛り込んでいくお考えなのかというところをお聞かせ頂ければと思います。
稲田大臣:30日はマスコミフルオープンでやって、角川さんからもそのような発言がありましたし、私の方で委員の方々から色紙を頂いて、それをもとに提言というか、クールジャパン推進に関する考え方みたいなものを取りまとめていこうと思っています。今ご指摘の点については、ポップカルチャー分科会でも若手のクリエーターが非常に悲惨な環境のもとでやっているということは、クールジャパンの推進にとっても私は問題だと思っております。具体的に私の取りまとめに入れるかどうかは別として、そういう課題に取り組んでいかなければならないと思っています。
――もう一点、各委員から渡された色紙のその後の用途、例えばサイトにアップするとか、どのように活用していくのかということもお伺いします。
稲田大臣:今おっしゃったようにサイトにアップしたり、やっぱり委員の方々が思いを込めて直筆で書いて頂いたものですので、それを含めて発信をしたいし、広く国民に方々が見ることができるようにしたいと考えています。方法についてはまた考えたいと思います。
●政治主導も「クリエーターの就労問題を取りまとめに入れるかどうかは別」
会見では、読売新聞の記者から当初4月中に取りまとめがなされることが後ろ倒しになっている理由についての質問があり、「役人的な言葉ではなく、分かりやすく訴えたい。私の言葉で書きたいと思ったので一回オーバーした」と政治主導でクールジャパンを進めることをにじませた稲田大臣。ただ、クリエーター支援に関して議題になっていることを認めつつ「取りまとめに入れるかどうかは別」と述べています。クールジャパン推進会議ではスイーツや日本食の海外展開に力点を置いている委員も多く、取りまとめの内容の行方が気になるところです。
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