今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■大企業の目的は中高年を養うこと?
そもそも日本においては、大企業の存在価値の4割は、「ひとりでは食べていけない中高年を養うこと」なんだよ。そういう組織に入れば、そういう人ばっかりと働くことになるのは当然でしょう。「ちきりん@InsideCHIKIRIN ツイート」 2013年04月26日 『twitter』
http://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/327984627635605504
この人は世の中のことがわかってないのではなかろうか。たとえばパソコンに入ってるCPUを作ってるのはIntelという巨大企業だ。それぞれのパーツも大企業が作っているはず。
自動車だって飛行機だって個人レベルの企業では作れないだろう。社会のインフラを支えているのも大企業。お金さえあれば食べ物に不自由しないし、生活で出たゴミを収集してどっかにやってくれるのも行政という巨大組織。
世界中にネットワークを張り巡らせているのも規模が小さな企業では無理。携帯電話のサービスも巨大企業だよね。石油だってはるばる海の彼方からタンカーで運んでくることもできない。
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この人は、そういうものが一切なくてもいいと思っているのか。それともそういうことをやっている人たちと自分は人種が違うとか思ってるのだろうか。この人は以前も「自分の子供を向上で働かせたいのか?」とか言っていた。つまりそういう職業は社会にとって必要ないというのだろう。
しかしそういうものがなかったら、我々の生活は成り立たないと思うのだけどね。夢の国に生きているのか、よくわかりませんな。それとも魔法のように食料やエネルギーが、どこからともなく湧いて出てくると思ってるんですかね。魚は切り身で海で泳いでいると思っている小学生と変わらなく見えるのだが・・・。
逆に「一人で食べていける人」ってのは、評論家とか文筆家とか芸術家とか、とりあえず社会になくてもなんとかなる"おまけ"の職業ばっかだよね?宿り木が、どっちが本体かを錯覚し始めちゃってるんじゃ?「一人で生きていける人」だけでは、生きていけない。あるいは自分たちは必須の存在ではないことを知ってるからこそ、一生懸命「自分たちは一人で生きていける偉い存在なんだ」と触れ回るのか・・・。
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4割云々は何が4割なのかよくわからんが、現場の実務をやってる人たちを除いた分が4割なのだろうか。しかし組織が巨大になれば管理など間接部門の比率が大きくなるのは当たり前。
ただの個人の集まりが何もせずに組織的に行動できると思うのだろうか。例えば誰が何をやってるか、いちいち一人一人に聞いて回るのだろうか。そういう作業を中高年がやってるのはそのとおりだろうけれど、中高年がやらなければ、代わりに若い人間がやることになる。それだけのこと。若い人間は管理の仕事なんてやりたくないと思うけどねぇ。中高年は若い人間がやりたがらないことをやってるわけで。
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自分が他の生物を食物として食べ、消化したものを排泄する生物だということを忘れてるんじゃ。そういう醜い部分は見たくないと目をそらして、ひたすら楽しくて高度で抽象的な思想の世界に生きている人なのか。
別にそういう世界に生きるのはいいけど、それなら現実の世界に口をだすべきではないだろう。ずっと空想の世界で思想の翼を広げて飛び回ってればよろしい。それはそれで社会的に価値のある部分もあるだろうし(芸術とか真理の探求とか)。
組織の中で生きるのが嫌で評論家や文筆家という職業を選択するのは別に構わないけど、自分の嗜好や生き方と、社会に対する分析は別だよね。自分個人がどう生きたいか?と社会全体がどうあるべきか?という問題を混同している人が最近目につきすぎ。
たとえば自分が小説家を選んだからといって、小説家になることの素晴らしさを世に説くのはまだいいけど、勢い余って他の職業を小馬鹿にしたり必要ないみたいにいいはじめたらだめだろう。世の中に小説家しかいなくなっちゃったら、社会は成り立たないよね。物事を客観視できない幼稚な評論家が増えたのかしらん。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年04月30日時点のものです。
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