主演に水嶋ヒロを迎え、大人気コミックを実写映画化する『黒執事』。今回、水嶋ヒロ演じる完璧な執事と契約を交わした“主人”役が剛力彩芽さんに決定したことが明らかとなりました。
原作『黒執事』は月刊「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)で、2006年から連載中の枢やな先生の代表作。現在で16巻まで刊行されており、累計発行部数が1,500 万部突破の大人気コミック。2008~2010年までテレビアニメが放映され、声優の小野大輔さん演じる“黒執事”セバスチャンは大人気のキャラクターです。
2014 年新春公開予定の映画『黒執事』では、執事役を水嶋ヒロさんが演じることは明らかとなっていましたが、その他のキャスティングには注目が集まっていました。剛力彩芽さんは本作で、キャリア初となる男装の少女「幻蜂汐璃(げんぽう しおり)」に挑戦。
幻蜂汐璃は原作をベースとしたオリジナルキャラクターで、男装して清玄(きよはる)と名乗り、巨大企業ファントム社を経営しているという設定。イギリス名門貴族ファントムハイヴ家の一族は、男子しか当主になれず、代々引き継がねばならない掟も。そんな中、女王の命令で、女としての人生を捨て、難事件に挑みます。
そして、完璧な執事として幻蜂家で働くのが、水嶋ヒロ演じるセバスチャン。実はセバスチャンは、汐璃が復讐を果たすまで彼女を守り抜く代わりに、願いを叶えたその時には彼女の魂を喰らうという契約を交わした、悪魔の執事であり、その「契約書」が汐璃の右目に刻印された痕(しるし)。映画では、西洋と東洋の文化が入り乱れたアジアの都市を舞台に、究極の主従関係の2人が、世界を巻き込む怪事件を追います。
4月には映画『黒執事』がいよいよクランクイン。撮影の地は日本で、2014年新春公開。剛力さんと、原作の枢先生のコメントは以下のとおり。
■剛力彩芽コメント
とても緊張しています。
原作も読ませていただきましたが、とても面白く一気に読んでしまいました。
今回の役どころは、男装した女性と言うコトで、いろんな役作りを考えています。
原作と内容が違う分、たくさんの意見があるかもしれませんが、実写化することでより人間の感情というモノを出していけたらと思います。
■原作者・枢(トボソ)やなコメント
アニメ以外ほとんどテレビを見ないオタクなワタシでもお名前を聞いたら「あの人か!」と分かるくらい、剛力さんは時の人。
爽やかなイメージのある彼女が『黒執事』に出演して下さるというお話を伺った時、とても驚きました。
さらに剛力さんが演じるオリジナルキャラクターは男装の麗人だとか。
なんという耽美設定!個人的に非常に萌えます!完成の日を口開けてお待ちしています。
■監督・大谷健太郎コメント
幻蜂汐璃という役は、復讐の為に女としての人生を捨てた男装の少女で、原作をベースにしたオリジナルのキャラクターです。
汐璃役を演じる剛力彩芽さんが、男装の姿になった時、私は思わず息をのみました。剛力さんに、鋭敏で繊細な「少年」の普遍的美しさを感じて、汐璃役は彼女以外にあり得ないと確信しました。剛力さんにとって初の男装役とは言え、これはハマリ役になると思いました。注目して頂きたいのは、執事として仕えるセバスチャン役の水嶋ヒロさんと、その主人役となる剛力さんの競演です。息をのむほど美しい2ショットです。監督として2人の演技が本当に楽しみです。ぜひ、映画『黒執事』幻蜂汐璃役の剛力彩芽さんにご期待下さい。
(c)2014 枢やな/スクウェアエニックス (c)2014 映画「黒執事」製作委員会
■関連記事