2013年4月2日 消費者庁 森大臣 定例記者会見

■消費者庁 森大臣 定例記者会見~”待機児童問題”についての発言~

2013年4月2日 消費者庁 森大臣 定例記者会見 の内容につきまして書き起こしでご紹介いたします。

森大臣:おはようございます。本日朝、第6回日本経済再生本部において”待機児童の問題”について発言を致しました。横浜市の林市長には、わたくしの少子化対策タスクフォースの委員に入っていただいておりますので「”待機児童の問題”については横浜市の取り組み*1を全国水平展開をしてまいりたい」と「厚生労働大臣と連携してやってまいります」ということを申し上げました。

その上で、待機児童が増加している中の一因として「まだ、子どもと一緒にいたいのに、家庭で子育てしたいのに、職場の事情で早く子どもを保育園に入れなければならない」という事情も指摘されていることから「望む時期に職場に復帰できる環境を整えること」そして「望む時期に保育園に入れることができるようにすること」それが重要ではないかということを、わたくしのほうから指摘をさせていただいたところです。

総理からは「女性の活躍の場を広げる為の総合的な対策の強化を、森大臣にお願いしたい」というご指示がございました。

わたくしからは以上でございます。

記者:先ほどの、総理の発言の中でですね、「女性の活躍の場を広げる為の総合的な対策の強化」について森大臣の受け止め方としては、具体的にどのように進めていかれると

大臣:わたくしは、総理ともですね、今後きめ細かい情報交換をしてまいりたいと思っておりますが、わたくしの少子化タスクフォースでは女性の人生を”横軸”にしますと”出会い・結婚・妊娠出産・育児”、”縦軸”が”家庭・地域・仕事場”というふうに致しておりますが、そうしますと(その縦横の)表の、前半部分”出会い・結婚”この辺が、今までの取り組みですと「薄い部分」であったと「不十分」であったと思いますので、”待機児童の解消などの育児支援”を協力に進める一方で「今まで薄かった部分」”結婚・妊娠”そのあたりを、同時に政策を展開してまいりたいと思います。

そのことによって、女性の人生のステージそれぞれのどの部分も国から支援があるとスムーズに女性が人生を過ごしていく中で「つまずくことなく、諦めることなく、輝いていける」ということになると思いますので、総理のご指示がそういった所も含んでいるというふうに思います。

昨日ですね、コトノさんという方が消費者庁に初入庁いたしましたけれども、彼女のような20代の女性が大学を出て就職をした後で、女性の人生として働きながら、結婚もし、子どもを産み育てながら、生き生きと輝いていけるような環境を整えてまいりたいと思っております。

参考資料

横浜市の取り組み*1:「待機児童ゼロをめざして」2013年02月01日『広報よこはま 市版 2012年2月号NO.756』

[取材・撮影:古街]

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