NHK・Eテレ(教育)の春の番組改編が話題になっている。
まず、こども向け工作番組『つくってあそぼ』とその短縮版番組『つくってワクワク』が終了する。手先が器用でどんなものでも簡単に作るワクワクさん(久保田雅人)と5歳(!)のクマの男の子ゴロリが身近なもので工作をしてそれを使った遊びを紹介する、1990年から続いた長寿番組が23年の歴史に幕を下ろす。4月からは後番組として、ひらめき妖精ノージーが工房でさまざまな造形あそびを繰り広げる『ノージーのひらめき工房』が放送開始予定。
そして、同じく長寿番組である特別支援学校・特別支援学級向けの学校放送番組『ストレッチマン』シリーズが『ストレッチマンV(ファイブ)』としてリニューアルされる。1994年から19年間ストレッチマンを演じてきた宇仁菅真が番組を卒業する。新シリーズでは『レッド』にお笑いコンビ“流れ星”のちゅうえい、『オレンジ』にダンサーのISOPP、『パープル』にシンガーソングライターの森圭一郎、『グリーン』に俳優の谷口洋行、『ピンク』に人気子役“はるかぜちゃん”こと春名風花、といった、“戦隊ヒーローもの”をイメージした5人がストレッチマンとして登場する。
そしてこども向け料理・食育番組『クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!』が終了する。同番組は主人公・柊まいんを演じる福原遥が、小さなこどもはもちろん、大人の視聴者、いわゆる“大きなお友だち”に大変な人気を集めていた。4月からの新番組は、宇宙のスーパーシェフから料理に関するさまざまな能力を与えられた小学生のリンゴ(田口乙葉)セージ(中尾壮位)クミン(幸田雛子)の3兄弟が活躍する『すすめ!キッチン戦隊クックルン』がスタートする。
ワクワクさんとストレッチマン、そしてまいんちゃんといったビッグネームとの別れにネットでは「Eテレのスター達が…」と惜しむ声が相次いでいる。しかし春には別れもあれば出会いもある。54年の歴史を持つ長寿番組『おかあさんといっしょ』の“お父さん版”『おとうさんといっしょ』がNHK・BSプレミアムで、短縮版がNHK・Eテレで放送される。おにいさん役に俳優の聖也、おねえさん役に新人の安藤奈保子が選ばれた。そして不適切な写真集で話題となったAKB48の河西智美の姉、河西里音が『ニャンちゅうワールド放送局』の10代目お姉さんに決定した。ワクワクさんやストレッチマン、そしてまいんちゃんのように、こどもから大人まで長く愛されるキャラになれるか、見守っていきたい。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ムラカミ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
■関連記事
コメント
コメントを書く