and_308719.jpg

日本では試験といえば紙を使っていますが、世界的に見るとCBT(Computer Based Testing、コンピューターテスト)が普及しています。今まではテスト専用の端末で受験をしていましたが、『ExamSoft』が『iPad』を使った試験アプリを開発しました。

●iPadで試験ではカンニングし邦題?
iPadで試験というと、ブラウザでネットにアクセスしたり、チャットアプリで相談しあったりできそうです。 しかし、この試験ソフトには

・インターネットへのアクセスをブロック
・ネットワークへのアクセスのブロック

を行う機能が付いています。このため、いかなるカンニング行為もできなくなります。

exam2.jpg

Wi-Fiや3Gをブロックするとあるが、辞書などローカルで動くアプリケーションでカンニング行為はできそうです。これだけでは不十分な感じがしますが、同様に動作するPC版は既に運用されているので、アメリカでは特に問題になっていないのだと思われます。

 

●どのような流れで試験が行われるのか
まず、教師が試験問題を作り、ポータルにアップロードします。
生徒はアプリケーション経由で、試験問題をダウンロードします。

試験を開始すると、端末の無線LANや3GモジュールなどがOFFになり、外部との通信ができなくなります。

試験が終了すると、ポータルに結果がアップロードされ集計されます。

exam3.jpg情報端末を使った試験の流れです。試験問題はクラウドベースのポータルにアップロードされており、生徒はそれをダウンロードして試験を行います。 試験中はWi-Fiや3Gネットワークなどが遮断されます。

 

日本も情報先進国なはずですが、試験環境がここまでコンピュータ化されている話は聞いたことがありません。技術の実用的な応用の分野では遅れているのではと感じます。

PC版は既にリリースされています。iPad版は年度末までにリリース予定です。

 

Flexible Exam Delivery | iPad

http://learn.examsoft.com/news/offline-testing-for-iPad

 

写真はExamSoftのWebサイトからです

※この記事はガジェ通ウェブライターの「寺平長由」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

■関連記事

タワレコが店頭限定でアーティスト画像を配信 東芝『FlashAir』

ボタン電池交換時の悲劇を防ぐ! コインドライバー

病院の内覧会はテーマパーク状態?! 最新医療施設を見学 豊川市民病院

Kindle 3Gは誰でも使える史上最強の電子書籍! 3か月間Wi-Fi接続なしでレビュー

死体は嘘を! 生体をMRI撮影したデータから3D人体模型を世界初リリース

RSS情報:http://getnews.jp/archives/308719