飛行機に乗った際、離陸前に必ず流れる“機内安全ビデオ”。禁煙や電子機器の電源OFFなどの注意事項から、非常事態時の対処方法など大切なことを教えてくれる映像であり、マジメに作られたものがほとんどでした。というか、マジメ以外にどうやって作れっていうの?
そんな、誰もが当たり前だと思っていたマジメな“機内安全ビデオ”に待ったをかけたのが、ニュージーランド航空。客室乗務員が裸にボディ・ペインティングをして登場した衝撃の機内安全ビデオなど、“ぶっ飛んだ”作品を贈り続けています。
ニュージーランド航空の待望の新機内安全ビデオが『アウトドア編 Bear Essentials』。世界的に知られる冒険家ベア・グリルスを起用し、ニュージーランドの南島、フィヨルドランド国立公園近くにある“ルートバーン・トラック”で撮影した大自然あふれる映像です。機内安全ビデオなのに、世界初の全編野外ロケ! 初っていうか誰もやろうとしなかったからじゃ……。
と、そんなつぶやきはさておき。この新作ビデオの出来が素晴らしいのでご紹介します。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/299157 をごらんください。
手荷物を座席下にしまう乗客たち。もちろん野外。
酸素マスクは緊急時に上から落ちてくるから安心だね!
救命衣のふくらみが足りない時は、息を吹き込んでふくらまそう。ってあなたの今の状況がヤバイんじゃ。
「当然、トイレの中も全て禁煙だよ」と呼びかけるベア・グリルス。うん、その前に突っ込みどころが多すぎるね。
一通り注意や説明を終えた後はちゃんと席に戻って……。
って、こんな場所にいたのかー!
と、とにかく壮大な内容となっています。ポップに演技しながらも、大切な事はちゃんと説明してくれるベア・グリルスの有能さに驚き。彼は機内安全ビデオを野外で撮影するというアイデアを「画期的だ!」と絶賛しており、「ニュージーランドは私の第二の故郷で、このキャンペーンに参加でき、大変光栄に思います。私たちは本当に素晴らしい舞台で素晴らしいチームと撮影することができました」とコメント。心の底から楽しんでいる様子が伝わってきます。
また、このビデオの中には、ベア・グリルスに加え、ニュージーランドの著名な昆虫学者ルード・クレインペーストや、ケア(ミヤマオウム)、トゥアタラ(ムカシトカゲ)、ニュージーランド固有の昆虫グロウワームや絶滅した飛べない鳥モアも出演しているので、すみずみまで見逃せません。
何より、機内安全ビデオの中でこんなに美しい自然を見せられたら、はやくニュージーランドに着きたくてたまらないはず。機内だけでなく、『YouTube』で日本語版を観ることができるので今すぐチェック。
過去作品の、映画『ホビット』風に演出した『思いがけないブリーフィング』篇や、ニュージーランドのラグビーチーム“オールブラックス”の監督や選手達が登場する『Crazy About Rugby』なども同じく『YouTube』で視聴可能なので、お部屋で旅行気分を味わいつつ、そのセンスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Bear Essentials of Safety video
https://www.youtube.com/watch?v=5SDeN36VoQ8
ニュージーランド航空Facebookページ
https://www.facebook.com/AirNZJP
※画像は『Bear Essentials of Safety video』(YouTube)より引用。
■関連記事
アメリカ人音大生100人の「日本の音楽分析」が的確過ぎると話題! 日本人より詳しい!
「6÷2(1+2)=?」という小学生レベルの問題? 大勢の人が「1」と答え半分以上が不正解
-
これからの住宅には「3S(ソーラー・ストレージ・スマートグリッド)」が重要 消費者の調査でも太陽光発電と蓄電への関心の高さが明らかに
-
一覧へ
-
さよなら旧・東横線渋谷駅!最後の3日間は線路上に降りてバラスト詰め放題