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3月6日、大田区において子どもを認可保育園に預けられないお母さん達が集団で行政不服審査法に基づく異議申し立てを行いました。
ひとつのツイートをきっかけにはじまった呼びかけでしたが、当日は12名が一斉に異議申立書を手渡す形となりました。
異議申立て書の集団手渡しをうけて大田区子ども家庭部参事の小泉邦雄氏は「前向きに検討する」と述べました。
呼びかけ人のお母さんらはこれまで大田区長の松原忠義氏に回答を求めてきましたが、いまだに大田区長はノーコメントのままです。
本日大田区より以下のような文書が配布されましたのでここに公表します。
(PDF)版[紙資料をガジェット通信編集部でPDF化したものです]
https://docs.google.com/file/d/0B0kVQ2XrsFwkVU1zcXhhY2Q1M2s/edit?usp=sharing
●大田区における保育所待機児童解消対策について
大田区の保育所待機児童は、平成21年度から急増したため、「大田区待機児童解消対策本部」を設置し、全庁を挙げて保育サービス定員の拡充に取り組んでまいりました。その結果、平成21年度〜平成22年度の2か年で、認可保育所、認証保育所、グループ保育室の開設等により、保育サービス定員を958人増やしております。また、地域の保育ニーズに対応するためには、計画的に保育サービスの基盤整備をする必要があると考え、平成23年度〜平成25年度までの3か年で、保育サービス定員を1,000人増加させる「大田区保育サービス基盤拡充のための3か年プラン」を策定し、平成23年度〜平成24年度の2か年で、認可保育所、認証保育所、グループ保育室、定期利用保育室の開設などにより、約800人の定員拡充を図っており、平成20年度〜平成24年度の5か年で、合計約1,900人の定員増を図りました。最近の待機児童は、400人程度で推移しております。
平成25年度の入園状況でございますが、本年4月1日の認可保育所の1次選考には、3,546人の申込があり、2,241人が内定し、1,305人に不承諾通知を出しています。これから、認可保育所入園の2次選考もあります。また、認証保育所や定期利用保育室、家庭福祉員(保育ママ)を利用する人もおります。これを集計すると、平成25年4月の待機児童数は、1,305人から大きく減ると考えております。
今後の対応でございますが、大田区は、「おおた未来プラン10年」で、待機児童ゼロをめざしております。この間、計画に基づき対策を講じてきましたが、区の取組みを上回る保育需要となりました。
認可保育所だけでなく、認証保育所、グループ保育室、定期利用保育事業など様々な手法を用いて、さらに取組みを強化してまいります。
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